振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

赤本の購入

赤本の発刊が始まっていますね。

大学によって随分発行日が異なります。


あれは、売れ筋順に出すんですかね。


受験予定の大学の赤本購入は当然のことだと思います。


あと、受験校を決めるために赤本を購入するというのがありますね。


同じ難易度でも、問題に対する相性というのは自ずとあります。

こればかりは模試では確かめられませんものね。



それから、問題傾向が似ている大学の赤本は受験予定がなくても購入するといいと思います。

例えば、医学関係の英文を読ませる大学などです。

ただ、ここまで来ると必ずしも赤本でなくてもいいかも知れませんね。

平和な家庭

元々我が家は平和な家庭ですが、息子が本格的に受験勉強を始めてからも、それは変わりませんでした。



随分古きい話ですが私が受験生のときは、イライラしたりはしませんでしたが、気持ちの波が結構あったように思います。



その点息子は、外見では波をそれほど感じませんでした。

親に対して自分の考えや意志をはっきりと言う方ですが、感情的にものを言うといったことはありませんでした。



家内は家内でゆったりとした穏やかな性格ですので、息子に対して辛く当たることもなく、受験勉強に口出しすることもありませんでした。



私と息子は、受験についてよく話をしましたが、私の方から話を切り出すことはほとんどありませんでした。

息子がしゃべりたいときにしゃべりたいことを言う、これに対して、相槌を打ったり前もって用意していた情報を提供したりアドバイスしたりといった感じでした。


特にリビングで息子が食事をしたりリラックスしているときに私の方から受験について話すことはありませんでした。

この点、家内は少し不満そうでしたが、私自身があれこれと言われて勉強するのが嫌でしたので、息子に対してもそのように接していました。



息子自身も我が家が平和で仲のいい家庭だという認識があったようで、1、2度、はっきりと私たちにそう言っていました。



平和な家庭は、少なからず息子の支えとなり、受験勉強を頑張るエネルギーになったのではないかと思います。

目には見えない親のサポートができたと少しだけ自負しています。


随分痩せ我慢をしましたが。

受験勉強でよかったと思えること①

本人に足りなかったことや親のいたらなさ満載の受験でしたが、これはよかったかなあ、と思えることも一応あります。


いくつか紹介できればと思います。



受験期において2つの山がありました。

1つは夏休み。もう1つは、国立前期直前です。


夏休みは、かなりの時間勉強をしていました。

自宅にいるときはいつも勉強していた感じです。


余り自宅に籠ってもと考え、高校や予備校の講習を少しばかり取りましたが、基本的には自宅で勉強していました。


自宅で勉強できないという受験生が少なくないようですが、息子の場合はそんなことはなかったです。


3食ついていますし、往復の時間ロスもないので、自宅で勉強できればそれに越したことはないですね。

ただ家内は大変だったでしょうね。



夏休みは、何をやるかというより、何時間勉強できるかということを重視していたようです。

直前期はともかく、夏休みは量をこなすということでよかったのかもしれません。


確かに夏休み明けに息子の力が伸びました。

まだまだどこも合格できないレベルでしたが、やっとまともな医学部受験生になった感じでした。