振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

勉強法を確立するにあたって

自分の勉強法を確立することはなかなか難しいものです。


予備校・先輩・友人から得た情報や受験体験記から得た情報を基にすることが多いでしょうが、そのまま取り入れることはまずできません。


勉強の進捗度合い、得意・不得意の別、取れる学習時間、性格等によってベスト・ベターな方法論は異なりますからね。



例えば使用する参考書・問題集一つとっても、
「世間の評判がいいから使う。」
というだけでは危険です。


特に、繰り返し使用する参考書・問題集の場合は自分に合ったものを選びたいところです。
世間の評判のよさは最低限の条件にしか過ぎません。


対して、一度使えば二度使うことが少ない問題集、例えば英語長文の問題集等はよさげなものがあればどんどんこなしても問題ないと思います。



受験勉強の初歩は、まず勉強法の確立にある程度の時間を費やしたいものです。
ネットや書籍である程度長文の説明があるものを読み込みたいですね。
ただし、予備校礼賛型の合格体験記はさして参考にならないだろうと思います。


戦略・戦術立案に長けていると自己評価できる人は、比較的容易に勉強法を確立できると思います。
こういったことが苦手であるとか、「戦略・戦術って何?」と思う人は、ゴールに向かう手順が誤っているか、かなり非効率であることが多いと思います。