振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

最後の記事

長らくこのブログを覗いていただきありがとうございました。


直前の記事でも書きましたが、そろそろ手仕舞する時期かなと思い、本日の書き込みを最後とさせていただきます。


私のブログがさほど皆さんのお役に立てているとは思っていなかったのですが、多くの方にご覧いただき、しかも、激励のポチまで押していただいていたことについては心から感謝しています。

ありがとうございます。


私は長らく二つの仕事を掛け持ちしており、人からすると物凄く忙しくしているように見えるようです。

ただ、私自身はそうは感じていませんし、周囲に「忙しい。」と言うことは皆無です。

「○○さん(私のことです)が愚痴を言っているのを聞いたことがありませんね。」

とも言われています。


仕事もその他の生活も常に前向きにやって来ました。

どんな困難に遭遇しても精一杯知恵を働かせ情熱をもって当たってきました。

見栄やてらいが働くことはありません。

これからもそうありたいと思っています。



息子に対する恒常的なサポートは完全に終了し、今私は私の後継者を育てることに全力を注いでいます。

息子も含めて人に対して一度も怒鳴ったことがない私が後継者候補に対して怒鳴る寸前まで厳しく接しています。笑



対して息子との付き合いは、長年良好な関係を築いて来られたと思います。

私は彼のことを大切に思っていますし、家内に対してと同じように愛しています。


息子が私に対してどう思っているかは定かではありませんが、色々と気を遣ってくれています。

彼と時間を共にしたときは、ほっとします。

家族3人でいると、ストレスや疲れが溶けていくようです。


このような家族関係を築くことができたのは、息子の中学受験・大学受験を家族で共有できたことが大きかったように思います。


受験生の皆さんもそのご家族も今この時を大切にしたいただき、これからの人生に繋げていっていただきたいと思います。


それでは皆さんさようなら。


ありがとうございました。

気付いたこと

1年近くにわたって何年か前の息子の医学部受験について振り返ってきましたが、もうそろそろかなと思っています。


ここ1年ぐらいは、受験生より医学部生の皆さんのブログを拝見することの方が多くなりました。



さて、これまでも何度か触れてきましたが、最後に私の雑感をまとめてみます。

そもそも、雑感をまとめても雑感の域を越えないのですが・・・



まず、受験生の皆さんのブログを拝見していると、○○のテキストをこなすとか、△△を何問やったといった記事が多いですね。


意識されている方も多いとは思いますが、単に問題集をこなしたらいいというものではなく、何のために目の前の問題集をこなすのか、どうこなして行くのがいいのかについて深く考えながら進めていただきたいものです。



次に、受験生も受験産業関係者の皆さんも、宅浪vs予備校通い、といった2択の議論をよくされますが、この議論には余り意味がないと感じています。

そもそもこういった議論の仕方が勉強法について表層的な吟味に留めてしまうおそれがあります。



受験生のメンタルについて。

これはかなり重要です。

受験生はメンタル的にやられ勝ちです。

ただ、突き放すようですが、医学部受験生に限って言えば、受験でメンタルがやられるようであれば、医師に向いていません。

早めに進路の変更をすべきでしょうね。



国立vs私立について。

受験生本人は親に対する遠慮もあるでしょうから、絶対国立と言うのも理解できます。


対して親御さんの私立の学費に対する研究がやや甘いのではないかと思います。

本当に国立でないとダメなのかよくよく研究してみましょう。


無謀な医学部受験について。

高3初めにおけるスタートラインの低さや、進めておられる受験勉強の薄さからいって、この人はまず合格できないだろうなと感じることがあります。

ご自身について謙虚に見つめてみましょう。

「医学部受験生」という言葉に酔わないようにしてもらいたいものです。


付け加えると、ブログ村に参加されている受験生のうちかなりの方は、方法論以前に勉強量が足りていないと思います。

1日10時間の勉強ができない人は医師になってからの過酷な労働環境に耐えることはできません。

それぞれの母の日

今日は母の日でしたね。

もちろん田舎の母親に電話しました。


昨日家内から私の母親にプレゼントも送ってくれていたようです。


家内はこういった行事を大切にしています。


母の日、父の日、私の両親の誕生日。

お中元・お歳暮。

クリスマス、お正月。


贈り物をしたり、ケーキやチキンを焼いたり、おせちを作ったり。


何年か前の息子の受験年も変わらず過ごしていました。


息子が受験だからといって特別なことはしていませんでしたし、例年やっていたことをやめるということもありませんでした。


日常生活も特に変わりませんでした。

時折、息子の受験のことが気になって、私に問いかけてくることはありましたが、息子に直接聞くようなことはなかったように思います。


息子は、自分の母親が自分の受験について心配したり、悩んだりといった気持ちに陥っていることについてはほとんど気付いていなかったと思います。


それほど家内は平常を維持していました。

なかなか立派なものです。


息子は、そんな母親に対して、母の日に

「いつもありがとう。」

と、メールしてきたようです。

家内が嬉しそうにしていたのは言うまでもありません。

私もそのメールを見せてもらいましたが、胸が詰まるような内容でした。

我が息子ながら中々いい文章を書きます。


息子は、受験年ですら家内に母の日のプレゼントを贈っていました。

この親にしてこの子ですね。

息子も変わらぬ1年を送りました。


今も仲がいい母子です。

そばで見ていても嬉しくなります。


そこで本日の私は家内の母親を迎えに行き、仕事帰りの家内と待ち合わせをして西麻布の鰻やさんに行きました。

鰻は義母の大好物なのです。

多少なりとも娘婿としての役目を果たせたでしょうか。笑