振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

自分をコントロールできる力がどれだけ大切なことか

受験生は様々なストレスに見舞われます。


成績が伸びない。

勉強が進まない。

なぜかやる気がしない。


実は、こういったことは、社会人になっても多いにあることなのです。


自分をコントロールする力がある人は、失敗やスランプからの回復が早い。


自分で自分を鼓舞することができる。

様々な誘惑から身をそらせ、やるべきことに自分を添わせることができる。

これもなかなかいい。


社会人になっても、物凄く必要な能力です。


特に医師の場合は、学力以上に必要なんでしょうね。


病と向き合うだけでよかった医師も、今では人そのものと向き合う必要があります。

全人格的に対処しなければ行けない患者さんもいることでしょう。


受験勉強を通じて、来るべき医師になった場合の自己コントロール力を磨きましょう。

医師は一生勉強のようです。

オープンキャンパスは高2のうちに

オープンキャンパス、学校説明会、学園祭といったものは、高2のうちに出かけておくべきものだと思います。


高3になると、説明会等に出かけている余裕がありません。

受験勉強の合間に息抜きを兼ねて参加すればいいと考えているのであれば、それは間違いです。


高3は結構忙しいです。

模試の回数が増えますので、これに加えて無理に説明会等の予定を入れると、体力的に問題があります。


国立専願の人は、訪問すべき大学が少いでしょうから、ここでは除きます。


私立を受ける人は、できるだけ見ておいた方がいいでしょうね。

受験日に初めて大学を見る、といった力の入れ具合ですと、足元を掬われると思います。


高2で大方の大学を見ることができていれば、高3で念のために再度訪問とか、1校追加といった感じでこなせます。


では、早ければ早いほどいいかというと、あまり早いと本人にはピントこない可能性がありますね。

受験を現実のものと受けとめることができていない時期ですから。


ただ、こういった考え方もありますね。

それは、医学部に対する漠然とした憧れがあるとき、医学部を進路先として検討しているときなどに、医学部ってどんなところかを早めに見てみるのもいいと思います。


ただ、この場合は、大学情報をしっかりと吸収できるだけの素地が本人にありませんから、同じ大学に2度出向く必要があるかもしれません。

夏の「涼み」、ルール決め

本日は受験とは少し離れます。

いや、これも結構重要な親のサポートかもしれません。


昨夜家内と今年の寝室における暑さ対策について協議しました。

毎年の恒例のことです。


2人はなぜだか、自宅内で2番目に狭い部屋で10年近く寝ています。

今はいない息子の空き部屋の方がよほど広いという有り様です。


冬は丁度いいのですが、夏となるとお互いの体温でも部屋が結構暑くなります。

なぜか家内は別に寝ようと言いませんし、私も別の部屋で眠る必要もないので、一緒にいます。


暑さ対策としては、窓を開けて雨戸にしたり、クーラーをつけて暑さを凌ぐわけですが、人にはそれぞれカンファタブルな涼の取り方があるため、最低限の協議が必要です。


クーラーも隣の部屋のクーラーをつけて、寝室に冷風を呼び込んだ方が、体に楽なこともあるので、そういうスペシャルな方法も初夏は採用します。


そういうと、息子が受験中も、ダイニング、リビングで家族で過ごすとき、各種対策を協議の上、取っていましたね。

団扇一つとっても,大阪天満宮のものなどを用意していました。笑

これ、結構使いやすいのです。



そういうと、秋から冬も工夫していましたね。

夫婦で倒れないように、どちらかが風邪気味と気づくと、風邪気味の方が、自らを家の中で隔離されるようにするのです。


そうやって夫婦間で風邪が移るのを防止し、引いてない方が息子のサポートをしてやることで、息子にも移さないスタンスです。


お蔭で、息子と家内が風邪気味になったのは、11月前後のみです。

これは家内に未だ自覚が乏しく、自分がかかった風邪を息子にも移したというものです。


私は、息子の受験年は一切風邪を引きませんでした。

体調を崩すことすらなかったと思います。

人生の中でも完璧な1年を送ったと自負しています。


受験生本人が体調を崩さないのが一番ですが、親も十分注意しましょう。



と、かつてを思い出していると懐かしいですね。

今は隔離生活など全く取り入れていません。