振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

忙しいとは言わないお父さん

子供にはいつも自分の背中を見せたいと思っています。


馬鹿話をしたり酔っ払った姿を見せることがあっても、いつも前向きで人生を楽しんでいる自分を見せたいと願っています。


最近は家内しかそばにいませんので、オーディエンスとしてはちょっと寂しいです。



たとえ仕事が忙しくても、仕事で嫌なことがあっても、人生なかなか捨てたものではないよと明るい父親でありたい。


仕事が忙しくても、子供の受験に関わることができないなどと馬鹿なことを言いたくない。

父親としてできることは精一杯やってあげたい。



今振り返ってみると。



息子は少し照れながら感謝してくれる。


ほんの少しでも、君のことを心の底から応援していたことに気づいてくれていたのなら、それだけで幸せ。

それ以上に何も望むことはない。



受験は、親子の絆をより強く結んでくれる大イベント。

強く結ばれた絆は、離れて暮らすようになっても簡単にはほどけない。


ほんのたまに電話やメールで話すだけでも楽しい。


そうそう、私も自分の両親に電話をかけよう!

体は大丈夫だけど試験が大丈夫じゃない

こんばんは。


家内が息子に「体調は大丈夫?」とメールをしたところ、本日のタイトルのように返信があったらしいです。


こんな風に返信してしまうと、母親としては気になってしまいますよね。苦笑


そこで家内の求めに応じて、私が息子に電話をしてみました。


8月中のお互いの予定を確認したあと、「試験大変だったんだって?」と水を向けると、しゃべるわしゃべるわ、聞いているこちらが大変でした。


大学が出しているシラバスには目を通したことがあるので、息子が今何をやっているのかは大体理解していますし、どの試験が難敵なのかもわかっていますので、躓きそうな科目はわかります。


しかし、さすがに試験の中身や出来を詳しく言われてもねえ。


息子は中高の時から私には試験の出来についてよく話していました。

どうやら、私に話すことによって、自分を省みたり、気持ちの整理をしたりするのでしょうね。


「まあ、終わったものは頭の隅に追いやって、何か楽しいことでもしたら?」

というと、

「だからゲームをしているよ。」

との回答。


ポケモンGOでもやっているのかと思ったら、それは流石にやっていませんでした。


しかし、ゲームで気晴らしねえ。


ただ、私が電話をしたときは、部活の先輩と自主練をしてきたところだといっていましたので、まあ、体は動かしているみたいです。


自分をコントロールする術を持っていると、次に繋がります。

私に話すまでもなく、自分自身の中で自省できるようになるともっといいですね。

どんどん人間として成長して欲しいです。

家庭の団欒が受験生の息抜きの場になっているか

受験生と言えども、息抜きは必要です。

息子の場合、手数を要しない息抜きの場は、家族団欒の場への登場だったのではないかと思います。


家族団欒の場が子供にとって息抜きにならないとすると親子ともちょっときつい。


逃げ場のない子供は自分の部屋でゲームでもして憂さを晴らすしかないですね。

憂さ晴らしとしてはいまいちです。


そうなると親としても、部屋に籠りっきりな子供のことが気になります。


夕食タイムがリラックスタイムになれば最高です。

どうせ食事はとらなければなりませんから。



そのためには、家族団欒の時間につまらないことを言い合うのはやめた方がいいですね。



そこまで自分の子供に気を遣わなければいけないのかという親御さんがいらっしゃるかも知れませんが、そもそも仕事場ではそんなものです。気を遣ってなんぼのものです。

自分の子供だといって親が言いたいことを言うというのはどうかと思います。



家族でのバカ笑い。

少々無理があっても、子供は絶対に親の気遣いを理解してくれるはずです。