振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

忙しい・大変だ・もうダメだ、とは言わない

本日のテーマは、私のポリシーでもあります。


絶対忙しいとは言わない。

忙しいという人は、仕事のやり方が悪いだけ、と割りきる。


大変だとも言わない。

大変なのは、自分がやるべきことに追いついていないだけ。

大変だという前に工夫をしよう。


もうダメだと簡単に諦めない。

ダメだと思ったら、本当にそこでダメになる。



ずーっとこう言い続けていると、息子も、これらの言葉を言わなくなりました。


自分を消極的にしたりマイナスイメージを固める言葉を言い続けると、自分の進歩を阻んでしまいます。


自分に謙虚であることは必要ですが、自分の成長を止めてしまうような言葉は吐かないことです。



「父さん、試験て最後まで諦めちゃダメだよね。○大学は最後まで頑張ってよかったよ。まさか合格するとは思っていなかった。」

第一志望校ではない私立医学部ですが、ギリギリ引っ掛かった大学の合格発表を見て、息子がポツリと言っていました。



どこまで貫けるかわかりませんが、医師になっても、この3つの言葉はできるだけ言わない、患者さんに寄り添える医師になってもらいたいものです。

親は医学部進学を希望していたか

私は医師ではありませんので、医師の世界のことはよくわかりません。

ただ、他の業界と同様、仕事上のお付き合いもありますし、医師の知人もいます。


その意味では、一般的な親御さんより理解はしやすい世界です。

全く異なる世界ですが、公認会計士の世界よりはわかります。


この程度の距離感ですので、親として子供に医師になって欲しいと思ったことはありませんし、今でも、大学の研究者や医系技官、民間の研究者なども進む道としては十分あると考えています。


まあ、要するにいい加減なわけです。


子供はというと、医学部を志望した時点で、臨床医になりたいと言っていましたし、特定の診療科目をあげていました。

臨床医になるに当たっても、彼なりに理想とするところがあるようです。


勉強ができたから医学部を目指したという人がいるそうですが、子供の場合は違います。

そもそも、医学部を志望し始めた時期の子供の成績はお世辞にも勉強がよくできるといった感じではありませんでしたので。


また、親戚に医師は何人かいますが、両親が門外漢なので、跡を継ぐ必要性もありません。


従って、過去においても、今後においても子供の将来に制約はありません。



私自身継ぐべき家業があったのですが、両親、特に父親の絶大なる寛容さから自由に人生を生きてきました。

従って、子供にも自由に生きて欲しいです。

もちろん、将来生を受けるであろう孫についても同様に考えるでしょうね。



こういう環境にある我が家ですので、時として、こだわりのなさ過ぎる記事を書いてしまうことがありますが、ご容赦いただきたいと思います。

夏のクーラーと扇風機

暑くなってきましたよね。

家ではガンガンクーラーをかけています。



息子の受験のときはというと、これは涙ぐましい努力をしていました。


リビングでは耐えられなくなる直前まで、団扇で過ごし、その次に扇風機。最後の最後に冷房を入れましたが、極僅かの回数でしたね。


寝室でもそうでした。



息子は息子で自分の部屋でできるだけ冷房を入れていませんでした。

確か高3の夏前にダイソンの扇風機を買ってあげたと記憶しています。



暑い夏でしたが、この年は家族全員夏バテをせず、夏風邪も引きませんでした。

9月の体調は結構よかった記憶があります。



毎年こんな健康的に過ごす根性は私にはありませんが、1年だけと思ったら、その時は辛抱できたものです。



受験生の皆さんも、これをサポートする親御さんも、暑い夏の過ごし方には十分ご注意下さい。