振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

親の複雑な思い

親の思いというものはなかなか複雑なものです。


親は、親というだけのことであり、完全な存在でないことはもちろんのことです。


見栄も痩せ我慢もありますし、受験生を持つ親としての不安もあります。

現役生の場合は多少余裕がありますが、浪人生を持つとなかなか辛いものです。


親だからと言って、所詮は一人の人間です。

プレッシャーに弱いですし、不安も感じます。


その意味では私の母親はひどかったです。

しょっちゅう私のテンションを下げていました。

父親はというと、余計なことは言わず、ここぞというときにポツリと言葉をかけてくれて本当にありがたかったことを今でも鮮明に覚えています。



親としてできること。

最低限望まれるのはお金だけ出して後は見守ることです。


これができないようであれば、医学部受験生の親としては失格ですね。

子供の批判をする前に自らの胸に手を当てる必要があります。



もし、余裕があるのであれば、子供が元気になるような言葉、子供がやる気になるような言葉、をかけてあげたいですね。


こういった言葉を子供はずーっと覚えているものです。

親子の人生はまだまだ続きます。

ここで親御さんが踏ん張れば必ず感謝されます。


子供から見て親は親であり、それなりに大切な存在だと思いますが、自分が一番辛いときに、励まし、背中を押してくれた親のことは一生感謝してくれますよ。



さあ。受験生だけでなく、親も頑張りましょう!