振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

朝寝坊と牛丼と父子の会話

昨日の朝、家内が寝過ごし、私は朝食抜きで家を出たため、途中で吉野屋に寄りました。


寝過ごした原因は前日の夜韓流ドラマを観ていたからではないかと推測しています。

実は私も一緒に観ていたのですが。苦笑


まあ、そんなこともあるよなあと思い、家内を起こすこともなく、家を出ました。



吉野屋では、焼き魚定食ご飯少な目を食べました。

さすがに朝から牛丼は食べません。



吉野屋に入ったのは本当に久しぶりのことです。

息子が家にいるときはよく行っていたんですが。


家内は持ち帰りの牛丼は食べますが、店舗では食べないため、お店で食べるとなると、必然的に父子のみということになります。



吉野屋で牛丼を食べているときは、話す話題は本当に他愛のないことばかりでした。


ゲームソフトやテレビ・映画、音楽の話題などです。

もちろん、受験がどうこうといった話はしたことがありません。



ふと考えてみると、吉野屋と同様、受験を始めとした難しい話をしない場面といったものがありましたね。


逆にいうと、たまにしかしなかった受験の話については、話す場面が決まっていました。


受験生時代、息子にとってみれば受験一色だったと思いますが、せめて家庭では受験色を薄めてあげたいと私や家内なりに考えていたんでしょうね。



親が見境なしに受験の話を切り出すと、子供はおちおちと休憩していられません。


特に食事のときは、どうせ時間として取らなければならないものをリラックスタイムとしても活用できる訳ですから、子供から切り出すのであればよしとしても、親からはやめた方がいいですね。



よくよく考えてみると、親子三人で過ごす時間は食事のときやテレビを観ているときが一番長かったように思います。


食事やテレビを観ているときに受験の話をしないとなると、どうしても父子二人きりのその他の時間にすることになります。


二人で話した内容はあとで必ず家内に伝えておきます。

受験はチーム戦ですからね。


二度同じ話をする私としては、効率の悪いことこの上ないと言えますが、そのときはそんな風に考えたことはありませんでした。


そういうと、息子が私と二人でいるときに、楽しいテーマ、面白いテーマを提供しようとしたときは、

「それお母さんの前で言ってあげなよ。」

ということが多かったです。

私だけが楽しんではもったいなかったですからね。


何だか、受験生である息子に気を遣いすぎのように見えますが、意識したのは最初のうちだけで、後は慣れの問題でしたので、さほど大変なことではありませんでした。