振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

父子の比較と期待度

仕事からの帰宅途中に私の実家の両親に電話してみました。


両親は私の息子の様子を聞きたがって仕方がありません。

よほど孫のことがかわいいのでしょうが、思い当たる節もあります。


と言うのは。

私は、高校生以降、母方の祖母に会うのは何年かに一度でしたし、電話で話をするのも正月ぐらいでした。


それに比べて我が息子は。

年に2、3度は会っていますし、おそらく少なくとも月に1度は息子が私の両親に電話をしてあげていると思います。


私が何十年もの間週に1度は両親に電話しているのを、息子が小さい頃から見ていたからでしょうか。

私が両親や義母を大切にしているのを見て、真似をしてくれているのかも知れません。



そりゃ、かわいいはずですよね。

私の両親には孫が何人かいますが、やはり身近に感じられる孫はかわいいのでしょう。


「○○に聴診器を当ててもらえるまで長生きしなよ。」というと、「無理だと思うなあ。」と言いながら、嬉しそうです。


息子なら、私の両親に、優しい診察をしてくれそうな気がします。


医学部進学は、一番には受験生本人の問題です。

しかし、自分の子が、自分の孫が、世のため人のため医師として活躍するとなると、両親も祖父母も嬉しいものです。


医師という仕事は、それだけ社会的に意義のある仕事の1つだと思うのです。


受験生諸君!

まずは自分のために、そして、周囲の期待に応えるように是非頑張って欲しい。