振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

女性は誉めて誉めて~では男の場合は

柔道の古賀さんが、女性は誉めて誉めることが大切だと言っておられた。


では、男の子の場合はどうすればいいでしょうか。


人それぞれのような気がします。


息子のことを長年冷静に見ていると、その場その場で相応しい言葉が自ずとわかってきます。


そのうちのいくつかをご紹介します。


「君はやるときはやるなあ。」

と、彼方の方向をみながらポソリと言う。


コメントする際のポイントは、少し声を落としてできるだけさらっと言う。

大袈裟には誉めない。


これは息子にとっては最大級の誉め言葉だったようです。


その他にも色々。


「君はどうしたい?」

この言葉は私が父親によく言われていた言葉です。

私が好きな言葉でしたので息子にも時折言っていました。


「各論は繊細に総論は楽観的に。」

という言葉も親子とも好きでした。


何よりも息子が間違いなく一番好きな言葉は、

「よくあることだよね。」

です。


この言葉を私に言われる度に、息子は何事からも立ち直ることができたと後日言っていました。


いつもいつもナイスな言葉をかけることができていたわけではありませんが、それなりではあったように思います。


私自身、40代から50代にかけて、後輩や部下にかける言葉を随分研究しましたが、息子向け対応が随分役立ったと思います。


息子にかける言葉は、短くそして深みのある言葉を心がけました。

大変でしたが、私自身も少しばかり成長させてくれたような気がします。