振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

息子についてのあれこれ

家内と外食をして、家に帰ってからゆっくりと二人で飲んでいました。

私は土曜日も仕事に出ることが多いので、土曜日の夜、家内と過ごす時間が一番幸せです。


でも、どうしても半分ぐらいは息子の話になってしまいますね。


息子の大学の話。

息子の高校までのお友だちの話。

息子の年金。そう、支払い義務が近々発生します。


息子にどこまで自覚させるか。

どこまで親がやっておいてあげるか。


難しいところです。

できるだけ本人にさせる。

できるだけ親が関わってあげる。

いずれもすごく楽な選択です。


親が何でも面倒を見てあげることに対しては、いかがなものかと思いながらも、世間の親御さんの気持ちを代弁しているようで共感させられます。


他方、放ったらかしにすることについては、一見子供の自立を促せているようで、格好がいいと言えます。

でも本当にそう言えるのか。


甘えたいところと自立したいところを本当に区分けることができているのか。


子供の本当の気持ち、子供にとって何が一番いいのかについては、よくよく考えた方がいいと思います。


よりよい選択ができれば、その後の親子関係が物凄くスムーズです。

いや、いや、物凄く楽しいですよ。


「いつも、僕のこと考えてくれてありがとうね」


しびれる言葉をかけてくれてとても嬉しいです。

私も自分の両親にかけられればいいとは思うのですが、心の底からそう思えるのは、大好きな母親ではなく、親父の方なんですよね。

とても残念です。