振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

やる気スイッチはいつ入るかわからない

受験生のやる気スイッチはどこで入るかわからないですね。


私自身の何十年か前を振り返っても、息子の受験時代を思い起こしても、同じ思いです。


これはいきなり入りますね。

なにがしかのベースが培われた後にスイッチが入るのでしょうが、外から見ていると本当にいきなりです。


「いつになったらスイッチが入るのかなあ。このまま寝たままなのかなあ。」と家内がよく言っていました。


私にもよくわかりません。

一度や二度チャンスはあるでしょうが、このチャンスを親が潰すことがないように気をつけたいものです。


ガミガミ言って、得することはありません。

唯一のチャンスを親が潰していることも十分ありうるでしょう。

親の存在は、経済面をのぞけばむしろマイナスに働いているかもしれません。

大切な子供のために、そんなことにならないようにしたいものです。


私の息子の場合はよくわかりませんが、私の何十年か前に関して言えば、残念ながら母親のお蔭でテンションが上がったという記憶が一度もありません。


もちろん、私は母親のことが父親とは比較にならないぐらい大好きなんですが。

母親になんと言われても、母親が一番好きですからね。

もちろん今では家内のことが一番好きですが。笑


他方、受験に限って言えば、父親には本当に世話になりました。

父親の珠玉の言葉がどれだけ私を支えてくれたことか。


80歳をとっくに過ぎた寡黙な父親の背中を見ながら、いつも心の中で手を合わせています。

ときたま、親子で一杯やりながら受験を始めとした様々な試練に出くわした際に父親に世話になったことを話すと、父親は黙って聞いています。


後で母親に聞くと、「あなたにあんな風に言われて、お父さんは本当に喜んでいた。」とのこと。



お母さん。

子供さんに世界で一番愛されていることに甘えてはいけません。

世界で一番サポートしてくれたという称号を手にいれましょう!

一生の勲章です。もちろん、発行元はあなたの子供さんです。