振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

子供に対するハードルの低さ

私の家内は息子に対するハードルが結構低かったと思います。

今でも随分低いような気がします。


期待値が低ければ、息子本人によからぬプレッシャーがかからなくていいとも言えるのですが、それにしても低い。


では、私はと言うと、これはわざと低くしていました。

その理由は中学受験の際の私の失敗が起因しています。


よくわからない中学受験を迎えたとき、浮わついてしまった私は、息子に妙な期待をかけてしまいました。


あれはよくなかったなあ、と今でも反省しています。


ということで、中高時代の息子にはあまり期待をしていませんでした。

わざとのことです。


運動と芸術系については手放しで喜ぶ場面が多かったような気がしますが、勉強については、少なくとも高3秋までは、「やっぱりこんなものかなあ。」といった感じでした。


息子の医学部合格を信じることなど到底できませんでした。


ただ、私にとっては、実は信じられなくても別によかったのです。

本人が思うように生きて欲しいと念願していましたので、合格できなくてもいいから応援してあげたいと思っていました。


もし、チャレンジしてもチャレンジしてもハードルを超えられない場合は、撤退方法について冷静にアドバイスしてあげようと腹を括っていました。


根拠なく信じることは無理ですが、何がなんでも応援してやろうと思うことは簡単です。

だって、大切な子供のことですからね。


無理に親としての感情を押し殺さず、できることをやりましょう!

ただし、子供に役立たない言葉は飲み込むことです。吐けば後悔します。