振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

自分に不足しているものにどれだけ謙虚に向きあえるか

来春の合格を目指す受験生の今頃というと、どういった問題集をどういったペースでこなすかといったタスク設定的な学習計画を立てることが多いと思います。


これ自体特に問題はないと思いますが、できれば、今の自分に足りないものをしっかりと分析してもらいたいものです。


息子の場合は受験勉強の開始時期が遅くなってしまいましたが、最初の頃は時々父子の間で雑談混じりに、この点について話すことがありました。


本当は自分の力で気付いて欲しいところですが、自分に問いかける癖が身に付いていない場合は、周りの力を借りるのも一つの手です。


直近で行われた模試の結果を2つほど用意し、科目毎に今後何とかして行かなくてはならないポイントと、どうやって何とかしていくか、といった事柄について話ました。
私は、こういう風にしたらとは言いません。できるだけ息子の頭で考えさせるようにしました。
それでも、どうしてもプランが出て来ない場合があります。その場合は仕方がないので私が提案するのですが、必ず複数の提案をしていました。最後は息子に決めさせるという形を取ったわけです。


一年間を通じてのことですが、自分に足りないものに対して謙虚に向きあえるかどうかは、受験の成功・不成功を左右する大きなポイントだと思います。