振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

本当は日医を受験したかったらしい

昨日息子と会食したときのこと。


目下受験シーズンということもあり、息子ともその話題になりました。


息子の高校の友人で「最後の医学部受験生」が合格したら、みんなで合格祝賀会をしてあげるそうです。


クラスが一緒だっただけでなく、バンド仲間だったこともあり、息子としては心配でならないようでした。

私も他人事とは思えませんでした。



話をしていて、私立医学部受験の話になり、息子がポツリと、

「日医受けたかったなあ。」

と、言い出しました。


やっぱりそうだったんだ、と思いました。


このブログでも書いたことがありますが、順天堂の二次試験と日医の一次試験が重なってしまい、日医を受験することができなくなってしまったのです。


当時は今のように日医に後期がありませんでしたしね。


まあ、順天堂の二次試験を棄権して日医の一次試験を受けるという選択もあるにはあったのですが、できるだけ私立の合格を確実に、しかもできるだけ納得のいく大学に合格するという現実路線を取ったことから、このような選択になりました。


もちろん、両大学とも息子は見学しましたが、日医の方により魅力を感じていたようです。


「国立に落ちて、順天堂と日医しか合格しなかったら、日医に進学したの?」

と聞いてみたところ、

「多分そうしたと思う。」

とのことでした。


最近の流れとしてどちらの方が人気があるのかはわかりませんが、息子も私も結構日医がお気に入りだったんですよね。


そんな大学に受験すらさせてあげられなかったのは、親としては辛いものがありましたが、これも受験戦略としてはやむを得ませんでした。