国立後期について
息子の受験の際、国立については、後期も受験するチャンスがありますので、これを放棄することはないだろうと考えていました。
しかしながら、後期については前期の定員と異なり、かなり少ない。
国公立で見ても総定員数の1割程度しか後期試験に割かれていない。
定員数や倍率だけみると合格しそうな感じが余りしないですよね。
まあ、それでも出願はしようということで、大学の選択に入りました。
後期までは息子も意識が及ばなかったため、前期や私立と異なり、私が選びました。
赤本や願書も私が準備しました。
勿論ホテルも私が予約しました。
ただ、事前の大学見学や試験の付き添いは家内に頼みました。
私も当時暇をもて余しているということでもなかったものですから。
私としては、前期に落ち、私立医学部のうち最上位校に合格した場合は、後期は受験せずに当該最上位校に進学すればいいと考えていました。
ところが、息子の希望は違っていました。
息子の希望は、受験する私立のうち1校でも合格したら、後期は受験しない、というものでした。
これに家内が賛同しました。
「あの大学、周りに何もないよ。」
と、後期の出願校のことを評したわけです。
まあ、2対1に別れてしまったので、息子の意思を尊重することにしました。
従って、前後期の願書はさっさと出して、ホテルも予約したものの、私立で1校合格を得た段階で、直ぐにホテルはキャンセルしました。
ですから2月初めには浪人しないということが確定していたわけです。
倍率の途中経過など一切見ずに迷うことなく前期に出願し、浪人しないことも早めに確定したものですから、センター試験終了後、特に2月上旬からは、二次試験対策にかなり集中できました。
あの頃の息子はすごかったですね。
やっている内容はわかりませんでしたが、真剣度がひしひしと伝わってきました。
本当によく勉強していました。
迷いがないということは、心を整えるのにかなり有用だということですね。
これで前期がダメでもそりゃ仕方がないな。その時は気持ちよく私立に送り出してあげよう、と納得した気持ちでした。
私立の場合、あそこならこんなところに住んで、あそこならこんなもの買って、などと家内と話し合っていたものです。
勿論息子の耳に入れることはありませんでしたが。苦笑
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