振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

同じミスをする人の属性

先日、大相撲初場所の枡席を予約しました。


14日目、15日目、13日目の順で抽選にかけたら13日目が当選しました。

1月20日に観戦します。


私と家内と家内の母親とで行くつもりでした。


ところが。

当日家内は読書会の幹事が当たっているとのこと。


えっ?

事前に確認したよね。


13、14、15日目というのを、リアルの13、14、15日と勘違いしたようです。


よくある話です。


いやいや、ありません。

五月場所でも全く同じことがありました。


そのときは、家内の都合はつきましたが、家内から誤って日程を聞いた義母は観戦できず、二人で枡席に座りました。

そもそも義母のために席を取ったんですけど。


こんなに愚かな、全く同じ過ちを犯すかなあ、と少しばかり呆れてしまいましたが、家内ならではですね。


呆れてものも言えませんでしたが、私は「仕方がないね。」の一言で済ませてしまいました。

こういうときに腹を立てるのは嫌なんです。


幸いにして幹事は代わってもらえたそうです。



そこでふと考えたこと。

大学受験でも社会人になっても、同じ過ちを繰り返すと、いい成績は残せませんし周囲からも評価されません。



さて。

我が息子の場合はどうでしょうか。

私が記憶する限り、息子は同じような間違いを犯すことはほぼ皆無でした。

私も少なかったと思いますが、息子の場合はもっとありません。


面白さでは私の方に軍配が上ると思うのですが、ミスのなさは息子に軍配が上がります。


同じ過ちを犯さないという意識が高いのかもしれません。

これは大学受験でも医師になっても重要なことです。


ケアレスミスも少ない方です。

ケアレスミスが多い人は使えません。

本人にミスをしたという意識が低いだけになおさら使えません。


私などは、受験勉強でケアレスミスが多い人は医師に向いていないのではないかと思います。


これは人間としての緻密さです。



その意味で、息子は医師に向いているのかも知れないなと思いました。

秀才ではありませんがつまらないミスはまずしない方ですので。


大学受験と医師という仕事に限って言えば、ケアレスミスが多いと言うのは致命的です。


何事にも適性があるように思います。


しかし、このミスの少なさは、生まれつきのものではありません。

性格的は面もありますが、性格もかなり後天的なものです。


それから、小中時代のトレーニングによっても随分違いますね。

小中の頃は私が勉強の面倒を見てあげていましたが、ケアレスミスを見つけたとき、

「どうしてこういう間違いが生じたのかな。」

「どうすれば間違いに気づいただろうね。」

「こうすればよかったんじゃない?」

といった感じで、具体的に話し合っていたように思います。


さすがに高校に入ってからは息子本人がケアレスミスを防ぐための工夫を自分でしていたのだと思いますが。