振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

医者の世界は面倒くさい

昨日「医者とはどういう職業か」という本の紹介をしました。


この本でもかなり触れられていますが、医者の世界って本当に面倒くさいと思います。


流石に白い巨塔の時代とは変わってきたのでしょうが、それでも面倒くささ満載です。


人の命を救う、人に安らぎを与える、といった崇高な思いがなければ、こんな面倒で理不尽な世界ではやって行けませんよね。


医師の世界に比べて私が日々活動する世界がいかに自由で自分に合っているかと思ってしまいます。


それでも医師になりたい、と思う人を是非応援したいものです。


多少頭がいいから医師になりたいという人にはお勧めしない仕事です。

まず、世間に迷惑ですからね。


頭がいいから医学部に行くという発想だけはやめていただきたい。

研究者になると言われるのであれば止めはしませんが。


本当に親身になってくれる、優しくて、そして的確な診察をしてくれるお医者さんがいますが、そういう医師になりたい、なる自信がある人にだけ医学部に進んで欲しいものです。