振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

子供のときの態度からうかがい知れない今の息子

家内は体調を崩し、折角通っていた大学での単位取得に失敗し、目的を達成できませんでした。


しかも、体調不良の原因がどこにあるのかさえわからない時を過ごしました。



そんなとき、私は泊まりの仕事を終えたあと息子と二人でタクシーで自宅に向かいました。


家内についての説明を息子に一通りしたところ、息子は。


まず、家内の体調不良について物凄く心配していました。
下手に医学部生なものですから心配度合いが拡大します。


大学を断念しなければならなくなったことに対しても、
「まじかあ。母さんかわいそう。何とかならないのかな。」



以上ではやり取りをかなり省略しました。
実際は息子の私への質問はかなりの繰り返しでしつこかったですが。笑


こいつ本当に母親のことを思っているんだなあ、と再認識しました。



息子は、自宅に着いた後、病状について改めて家内に聞いたらしいですが、その時点ではおおよそ原因が判明していたので一安心。


家内の大学の件については傷口を拡げると考えたのか息子は家内に一切聞かなかったそうです。



以上の顛末を翌日家内に話したところ、表題のように、
「子供のときの態度からうかがい知れないね。」
と言いながら、蕩けるような顔をしていました。



さて、ここからがやっと本題です。


受験生のお母さん!
子供さんは現在は面倒な存在だと思います。
でも、辛いのは受験生本人です。
合格の暁は、きっと貴女にやさしい、ありったけの笑顔を振り撒いてくれる子供さんに戻ってくれます。


いや、貴女の子供さんは元々やさいしそんな子供さんだったのですよ。
今辛いから子供さんのよさが隠れてしまっているのです。


もう少しだけ親子で頑張りましょう!