振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

挫折が人を強くする

息子の中学受験は、第一志望に合格できなかったという意味では失敗したと思います。


息子が実際に進学した中学は、息子と同様、第二志望とか第三志望とかで入学した人がほとんどだと思います。
東京で言えば、開成、麻布等に合格できなかった人達の集まりですね。


息子は第一志望に不合格だったとき、私にしがみついて泣きじゃくっていました。


おそらく同級生のお友達も同じような状況だったと思います。


そんなお友達ですが、何十人と東大に進み、医学部にも二十数人は進学したはずです。


中学受験段階の力が必ずしもその後を支配しないとも言えますし、中学受験の失敗が子供達を成長させたとも言えそうです。


これは中学受験に限らないですね。
様々な失敗と挫折が人を強くします。


ただ、失敗や挫折を次に生かすためには、本人の心構えと周囲の暖かい視線が大切です。


そして、そもそも、上の心構えと視線が出来ている環境にあれば、一見失敗したとしても(例えばセンターで随分足りなかったと思っても)、ギリギリのところで踏みとどまれるものです。


本人が諦めていないのに周囲が諦めるといった愚かな対応はしたくないものです。


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