振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

振り返りの医学部受験の新着ブログ記事

  • 親は医学部進学を希望していたか

    私は医師ではありませんので、医師の世界のことはよくわかりません。 ただ、他の業界と同様、仕事上のお付き合いもありますし、医師の知人もいます。 その意味では、一般的な親御さんより理解はしやすい世界です。 全く異なる世界ですが、公認会計士の世界よりはわかります。 この程度の距離感ですので、親として子供... 続きをみる

  • 夏のクーラーと扇風機

    暑くなってきましたよね。 家ではガンガンクーラーをかけています。 息子の受験のときはというと、これは涙ぐましい努力をしていました。 リビングでは耐えられなくなる直前まで、団扇で過ごし、その次に扇風機。最後の最後に冷房を入れましたが、極僅かの回数でしたね。 寝室でもそうでした。 息子は息子で自分の部... 続きをみる

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  • D・E判定でも合格することがあるのはなぜか

    私自身が息子の受験を通じてずっと疑問に感じていたことを本日のテーマにします。 息子は、受験者数がごく限られた模試以外では、AとかBといった判定評価を取ったことがありませんでした。 それどころか、駿台模試や全統模試ではセンター模試を含めて、C評価も1度しかなかったと思います。 悲しいかなD・Eのオン... 続きをみる

  • 心ない親の言葉

    子供に対して心ない言葉を発してしまったことは、親であれば誰にでもあると思います。 そういう私も、いくつかあります。 先日ご紹介した国立後期の受験を強く勧めた私の発言は子供の気持ちを十分推し量れていないものだったと思います。 親の感覚を押し付けそうになっていました。 それから、伸び悩む英語について、... 続きをみる

  • 夏期講習の選択

    夏休みは、駿台の夏期講習に通いました。 医系の数学、英語、化学、小論文です。 Z会の数学も本科と同様講習でも取っています。 数学はいつも重要視していましたが、医系数学は取らなかった方がよかったです。Z会のみで間に合いました。 内容に問題があったのではなく、予習に時間を取られました。と、息子が言って... 続きをみる

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  • Z会・駿台とそれ以前

    息子が選択した夏期講習について書こうと思ったのですが、その前提として、予備校について触れておきます。 高2、高3の間、予備校としては、Z会・駿台にお世話になっていました。 先ずは、それまでの間のことについて。 中学の間は個人塾に週1で通っていましたが、予備校と言われるものに通ったことはありませんで... 続きをみる

  • 親子のコミュニケーション

    受験期と医学生になってからの親子のコミュニケーションについてお話します。 先ずは後者について。 息子とはたまにしか会いませんので、しっかりとコミュニケーションを取っているというほどでもないですが、同世代の父子と比較すると話している方だと思います。 今日は父の日のようですね。 先ほど息子から、「いつ... 続きをみる

  • センター試験と2次試験の兼ね合い

    国立受験の場合はセンター試験を避けて通れません。 かなりプレッシャーも感じます。 準備は怠りなく進めたいところですが、かといってセンター試験対策にいくらでも時間を割けるわけではないですよね。 息子の場合は、英語はセンター特有のヒアリングと語彙・発音を夏休みに一度済ませ、年末にもう一度やり直したとい... 続きをみる

  • 受験に間に合わせる現役の学習方法の一例

    現役生受験生が試験科目全部を入試までの間に間に合わせるのはなかなか大変です。 部活を最後までやり通すとなるとなおさらですね。 息子の場合どうしていたかというと、まずは数学と英語を得意科目にするというのが目標でした。 しかしながら、最後まで英語は今イチでした。 数学は狙い通り得意科目になりました。 ... 続きをみる

  • マニアックになることは避けたい親のサポート

    子供に対する親のサポートがマニアックになることは避けたいものです。 私自身を振り返ると、息子の中学受験の際には、ちょっとマニアックになりかけてたなあ、と思います。 その点、大学受験の際には、まずまずだったと思います。 子供の受験に関わる中で親が楽しみを見つけてしまうとマニアックになり勝ちです。 子... 続きをみる

  • 受験勉強と自立

    大学受験に関して言えば、子供が自立しているほど受験は成功しやすいと思います。 たとえば、高1辺りで自立度が高く、自分で進路を決め、自分で学習方法を確立し、モチベーションを高めるコツを知っている、といった子供は、まあ、放っておいても何とかなるでしょう。 ただ、現実論としては、そんなに都合よくは行かな... 続きをみる

  • 私立医学部・自宅と国立医学部・アパート暮らしの費用

    安めの私立医学部に自宅から通う場合は、学費2000万円、交通費等もろもろに100万円~200万円ぐらいでしょうか。 対して国立医学部に進学しアパート暮らしをすると、学費は350万円位ですが、生活費が1000万円ほど。 それぞれその他に教科書代とかもろもろかかりますが、面倒なので計算しません。 こう... 続きをみる

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  • 私立医学部の受験校はどうやって決めたか

    私立医学部はそこそこの数の願書を出しました。 願書を出したところは全て本人が大学見学に出掛けています。 逆に見学に出かけた大学は全て出願しました。 ということは、見学の上志望校から落としたり、見学せずに出願した医学部はないということですね。 因みに医学部志望になる前に見学した大学はいくつかあります... 続きをみる

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  • コツコツ勉強をするためには何が必要か

    受験勉強において必要な要素はいくつかあると思いますが、最も重要なことは、コツコツと勉強し続けることではないかと思います。 このコツコツと続けるのが本当にむずかしいですよね。 せっかくいい調子で頑張っていても、体調を崩すと、たちまちペースが乱れます。 コツコツ頑張っても成績が伸びないと嫌気がさしてき... 続きをみる

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  • 赤本の購入

    赤本の発刊が始まっていますね。 大学によって随分発行日が異なります。 あれは、売れ筋順に出すんですかね。 受験予定の大学の赤本購入は当然のことだと思います。 あと、受験校を決めるために赤本を購入するというのがありますね。 同じ難易度でも、問題に対する相性というのは自ずとあります。 こればかりは模試... 続きをみる

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  • 平和な家庭

    元々我が家は平和な家庭ですが、息子が本格的に受験勉強を始めてからも、それは変わりませんでした。 随分古きい話ですが私が受験生のときは、イライラしたりはしませんでしたが、気持ちの波が結構あったように思います。 その点息子は、外見では波をそれほど感じませんでした。 親に対して自分の考えや意志をはっきり... 続きをみる

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  • 受験勉強でよかったと思えること①

    本人に足りなかったことや親のいたらなさ満載の受験でしたが、これはよかったかなあ、と思えることも一応あります。 いくつか紹介できればと思います。 受験期において2つの山がありました。 1つは夏休み。もう1つは、国立前期直前です。 夏休みは、かなりの時間勉強をしていました。 自宅にいるときはいつも勉強... 続きをみる

  • 親の失敗④

    結果よければ全てよし、のようなところがあって、過ぎ去った息子の受験時代をいい思い出にしてしまう嫌いがあります。 しかし、よくよく考えると、まずいサポートも思い出されます。 ちょっとやり過ぎたなと思うのは、年が明けてからの予備校の特別特訓への参加です。 受験する大学の直前特訓や小論文対策の講座をいく... 続きをみる

  • 親の失敗③

    今回も親の失敗シリーズです。 私が反省しているのは、志望校の選択についてです。 第一志望校のA国立は息子本人が決めましたので、何の問題もありません。 私立医学部については、親子で相談しながら決めましたが、こちらもスムーズでした。 問題は国立後期です。 種々の事項を考慮してB大学に決定したのですが、... 続きをみる

  • 受験生として子供に足りなかったもの③

    受験生としての息子に足りなかったものの三つ目は、ズバリ、 根性 です。 ガリガリと勉強するということがなかったのです。 スポーツには結構根性を示す方ですが、勉強についてはからっきしでした。 本格的に受験勉強を始めた後も、「根性出したなあ。」と感じたことはなく、妙に淡々としていました。 根性論者の私... 続きをみる

  • 受験生として子供に足りなかったもの②

    ズバリ計画性です。 というか、学習計画を立てるのが苦手というか、余りにラフな感じでした。 目的遂行のための計画性は、将来に亘って重要な能力ですし、大学受験はこの能力を磨くいい機会だと思っていました。 結局のところ、計画性やスケジューリング力はたいしてついていません。 その原因は本人の性格にもよるの... 続きをみる

  • 受験生として子供に足りなかったもの①

    医学部受験生である息子に足りないなあと思っていたことの第一番は、 やる気 です。 おいおい、と仰る方がいるかもしれませんが、確かに根本的にやる気が不足していたように思います。 超能天気な家内も、流石に心配になってしまい、私に何度も訴えかけていました。 それでも本人に直接言わなかったのはよかったと思... 続きをみる

  • 親の失敗②

    前回の親の失敗は、志望校選択についてでした。 今回は「医学部はなかなか難しいから、1年は浪人してもいいよ。」との配慮のない言葉についてです。 私としては、息子に要らぬプレッシャーを与えないようにと思い、こんな感じのことをちょくちょく言っていたのですが、当の息子はというと「現役で合格するつもりだから... 続きをみる

  • 出願枠は本人任せにしない

    医学部の特徴として、一般枠の他に、地域枠、診療科枠、研究枠などのバリエーションがあります。 しかも、こういった特別枠は大学によって趣が異なりますし、同じ大学でも年によって変更があります。 例えば地域枠。 医師になった後、一定年数を一定の地域で従事する、というものですが、大学によって年数が違いますし... 続きをみる

  • 親の失敗①

    息子が受験生の時、親として数々の失敗をやらかしました。 なかにはお恥ずかしい話もありますが、他山の石ということで、ボチボチとご紹介していきます。 受験校を全て決めた後そこそこ経ってから、息子が考えている学校より、ほどほどに難易度が低く、ほどほどに学費が高い大学の受験を提案してみました。 高3の11... 続きをみる

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  • 本当は試験が苦手だった

    本日の昼頃、2週間ほど先の会食の打ち合わせのために息子に電話したときのこと。 「お母さん、○○の試験受けるのに四苦八苦していたよ。試験準備のコツとかを今度教えてあげたら。」 と言ったところ。 「僕も試験は苦手だからなあ。」 とのこと。 ちょっと意外でした。 頭はよくなくても、試験は割りと得意だとい... 続きをみる

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  • 医学部受験と体力

    親が仕事をするにしても子供が受験をするにしてもそこそこ体力が必要ですね。 医学部での勉強も医師としての仕事も体力がなければやれないわけではありませんが、あるに越したことはありません。 息子の場合は、ものぐさな割には小さい頃から体を動かすことが好きでした。 中高と部活に入っていましたし、医学部に入っ... 続きをみる

  • 親の辛抱

    小さい頃から息子のことはかなり可愛がってきたこともあって、大学受験についても、あれこれと口を挟みたい気持ちになることがありました。 でもできるだけ、口出しをしないように随分痩せ我慢したものです。 息子が高校生になってからは、「勉強しなくていいの?」とか「もっと頑張れ!」といった言葉を息子に投げかけ... 続きをみる

  • 子供と時間を共有する

    色々面倒を見てあげていた小学生時代とは違って、中学生以降は、できるだけ息子に干渉しないようにしていました。 1日のうちリビングで一緒にいる時間がわずかにありましたが、後はそれぞれの部屋で過ごしていましたね。 気のせいでしょうか、一緒にいる時間が減った反面、一緒にいるときは他愛のない話をしながら、親... 続きをみる

  • 親が把握しておきたい受験情報

    受験生本人が知っておきたい受験情報とサポーターである親が把握しておいた方がいい情報とでは、自ずと内容が異なりますね。 親が知っておきたい情報としては、先ずは学費でしょうか。 私立医学部を受験する場合はなおさらですね。 学費については、6年間の総額は勿論重要ですが、合格後入学までの間に、いくらをどの... 続きをみる

  • 医学部受験は後戻りできるか

    医学部に進学することはなかなか至難の業です。 従って、2浪以上を許容する雰囲気があります。 複数回の受験を許容するだけに、後戻りがしにくい進路志望だと思います。 何度も受験していると、なんのために医学部に行きたいのかわからなくなり、やめられないから受験を続けるといったなかなか苦しい道に迷い混んでし... 続きをみる

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  • 医学部志望についてどれだけ考えておく必要があるか

    医学部進学ほど将来の自分の仕事を決めてしまうことはないですよね。 卒業すれば、ほとんどの人が医師になるわけですから。 ということは、医学部進学は自分の将来の職業上の選択を狭めるわけですから、他学部進学の場合に比べて、受験までによくよく考えておく必要がありますね。 次に、受験時期の自らのモチベーショ... 続きをみる

  • 医学部ってそんなに難しかった?

    私が大学受験をした遥か何十年か前は、確かに医学部が文理で一番難しかった記憶はあります。 ただ、今ほど難易度は高くなかった印象です。特に私立は。 ということで、息子が医学部を受けたいといったときは、「選り好みをしなければどこかに受かるのかな」といった超楽観的な気分でした。 のちほど、その楽観には大き... 続きをみる

  • 振り返ってはみたものの

    何年か前に息子が医学部を受験しました。 なんとかかんとか医学部にひっかかり、現在は医学生をやっています。 父親である私はというと、よくわからない間に息子が医学部を志望し、荒波に揉まれながら、何とか岸壁に辿り着いた感が強いのです。 受験が終わっても偉そうなことを人様に紹介できる気がしませんでしたが、... 続きをみる

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