振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

センター試験と2次試験の兼ね合い

国立受験の場合はセンター試験を避けて通れません。

かなりプレッシャーも感じます。


準備は怠りなく進めたいところですが、かといってセンター試験対策にいくらでも時間を割けるわけではないですよね。


息子の場合は、英語はセンター特有のヒアリングと語彙・発音を夏休みに一度済ませ、年末にもう一度やり直したという感じです。


数学は、確か学校でセンターに慣れるための対策をやってくれていました。

後は直前に過去問を解いていただけだったと思います。


国語はセンターで受験するだけですから、余り時間をかけられません。

かといって大量失点は避けたいところです。

古文と漢文は、夏休み、秋、直前と3度回したはずです。

現代文はほぼ学校での対策のみだったと思います。


理科は、11月後半から過去問に着手していましたね。


地歴は、夏休みと直前に2度集中的にやっていましたが、学校の授業や定期試験そのものがセンターに特化していましたので助かりました。

高2のときに私と趣味的にコツコツやっていたので、地力はついていたと思います。

本番でもまずまずの成績でした。



夏休み等に一旦センター対策をしたのは、本格的なセンター対策をギリギリまで始めないようにするためでした。

2次力をできるだけつけたかったのです。



センター対策はこんな感じでしたが、本番では、目標としていた90%には達しませんでした。

素点と国立前期・後期の志望校用に傾斜をかけた結果は、86~87%だったと思います。

このときはさすがにがっかりしましたね。


ただ、目標に届かなかったものの、息子としてはあの時点では精一杯のできだったと回顧しているのを後日聞いたことがあります。


志望校のボーダーをかなり下回っており、この時点では合格は無理だなと思っていましたが、私は一切口に出して息子に言うことはありませんでした。

むしろ、勝負はこれから!と繰り返していたと思います。


ただ、家内にだけは、覚悟をさせておくために「難しいね。」と見通しは伝えていました。



ところが、2次試験で大爆発してくれたのには本当に驚きました。