振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

2017年1月のブログ記事

  • コミックが息子の活力源

    息子の部屋にある本を拝借しようとして、ちょっと入ってみました。 本棚に整然とコミック本が並んでいます。 その数、ざっと見ただけで、500冊ぐらいはあるでしょうか。 勿論一般書籍の倍はあります。 これに加えて、息子が家にいたときは、週刊少年ジャンプが2年分ぐらいあったと思います。 昔のものはどんどん... 続きをみる

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  • 私立医学部受験、連戦の大変さ

    私立医学部を受験する場合、1校だけ受験する人は少ないですよね。 統計的な数字を見たわけではありませんが、10校近く願書を出し、一次と二次がバッティングしない限り全て受験するという猛者もいるようです。 これに新幹線や飛行機の移動があるとなれば、なお大変です。 まずこのような連戦がきく体力と精神力を有... 続きをみる

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  • 受験生の調子を最高潮に持って行くために最後に出来ること

    まずは体調を整えることですね。 普段から体調に気を付けている家族の場合はさほど問題はありません。 しかし、インフルエンザの予防接種の習慣がないとか、毎年家族のうち誰かが風邪を引くとか、風邪も引いていないのに電車の中でマスクをするのが嫌だという家族がいる受験生の場合は、最後の最後に足元を掬われます。... 続きをみる

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  • センターの予備校判定がD・Eだった息子の場合

    先日も触れたように、息子の受験期のこと、センター試験終了後、駿台と河合塾に判定申込したところ、どちらかの申込でマークミスをして、判定不能になってしまいました。 例えば、予備校に受験科目の申告をする際に、数ⅠA必須のところ、数Ⅰにマークをしてしまったといったことなんでしょうね。 仕方がなしに、予備校... 続きをみる

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  • 今、受験生に対して思うこと

    医学部受験、本格化してきましたね。 ブログ村に参加されている受験生の皆さんの頑張りを拝見していると、何がなんでも合格していただきたいと思うのです。 思うような点数がセンター試験でとれなかった人もいるでしょう。 でも、分析の結果合格に届く可能性があれば、是非チャレンジしてもらいたいものです。 顰蹙を... 続きをみる

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  • センター試験。素点と傾斜配点と二次力の到達

    センター試験でまず見るのは素点ですね。 センターが84%だとすると、地方も含めて国立医学部受験にはちょっと物足りない。 これが傾斜配点に直すと、86%になることがあります。 うん、これはいい感じ。 大概がここまでですね。 予備校のリサーチでここまでは出ますから。 もう少し考えてみましょう。 二次試... 続きをみる

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  • センター試験90%以上、85%~90%、80%~85%、80%以下の意味

    センター試験で90%以上の得点率をあげた受験生の場合は、センターの得点が何点かに関わらず、身に付いていると思われる二次力の高低に従って出願校を決められたらいいのではないかと思います。 例えば、センターで偶々93%取れたとしても、東大理Ⅲの二次試験を突破できる力は到底ついていないとすれば、より難易度... 続きをみる

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  • 国立受験のためのホテル選びについて

    ホテルに前泊して受験に臨む人がいると思います。 いくつか注意点があるのですが、今回はそのうちの一つについて。 筆記試験の翌日に小論文・面接がある場合は、2泊することがあると思います。 1泊目は、国立の非医の学部も試験日ですから、ホテルも受験生のために様々な対処をしてくれます。 例えば、朝食の開示時... 続きをみる

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  • 単なる家族話なので受験生の皆さんは読み飛ばしてください

    息子が大学生になった途端、我が家は私と家内の二人家族となりました。 最初の半年ぐらいはイマイチ家内との距離感が掴めませんでしたが、その後は「夫婦だけの生活も結構いいもんだなあ。」と思うようになり、今日に至っています。 息子は私にとっては至宝とも言うべき存在です。 息子が生まれるまで、勝手気ままに生... 続きをみる

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  • 親から受けたプレッシャー

    息子が感じた親のプレッシャーについて考えてみました。 勉強をしろ!と言ったことはないのでこの点はシロですね。 スポーツについては、勧めはしたものの、何だかんだと言っても本人に選択させていましたから、親から強制されたとは思っていないでしょう。 むしろ、小6・高3では息子の希望を尊重し過ぎるぐらいでし... 続きをみる

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  • 息子にやらせたかったこと、望んだこと

    日曜日、家内はお友達とランチ&映画の試写会で出掛けました。 私は久し振りのスパです。 「2日続けて映画を見るなんてもったいない。お楽しみの間隔はもう少し空いていた方がよかったかなあ。」 とのこと。 私がスパに行くと言うと、 「以前はよく行っていたのにね。○○のことでストレスを感じることがなくなった... 続きをみる

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  • 映画を観た後のこと~息子の受験の軌跡

    土曜日は仕事を早めに切り上げ、家内と映画を観に行きました。 なかなかいい映画で二人とも満喫できました。 遅めの食事については、本当はクエ鍋を食べたかったのですが、映画が終わる時間が遅く、事前に二軒電話をしたものの予約ができませんでした。 クエ鍋は諦めて行き当たりばったりでお店を探すということにして... 続きをみる

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  • 相撲と映画と順天堂。親子の好みとタイプの違い

    初場所13日目の観戦に、私、家内、家内の母親の3人で出向きました。 私と家内が相撲を観るのは秋場所以来ですね。 19時~別口の新年会があったため、夕方は余り食べたり飲んだりできませんでした。 その代わり、早めに国技館に出掛けて遅い昼食を取りながら、スタッフと飲んでいました。 こんなに長時間相撲を観... 続きをみる

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  • ストレスをどうやって解放するか~私の場合

    長年仕事上のお付き合いのある女性の車に同乗していたときのこと。 「私の知り合いが仕事が忙しくて鬱になってしまい、先週自殺未遂を起こしたらしい。○○(私のこと)さんはどうやってストレスを解消しているんですか。」 と聞かれた。 「私もね、これ以上仕事をしたら鬱病になるんじゃないかと危険を感じるときがあ... 続きをみる

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  • 息子は医者でないとダメだったか

    これは私にとっては非常に微妙なテーマです。 医学部生活真っ只中の息子が、今もし、他学部に行きたい、他の大学を受け直したいと言ったとき、さて、私はどうするか。 本人の意思やそう思うに至った理由は慎重に聞くものの、おそらく特段の反対はしないと思います。 「折角医学部に入ったのにもったいないね。」 なん... 続きをみる

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  • 国立二次試験までにやるべきこと

    国立二次試験までにやるべきことのイメージを。 まず、自分が持っているものを本番で十分に出すための準備が必要ですね。 一応知識としては身に付け、理解はしているつもりでも、引き出しの中をきっちりと整理できていなければ、本番で力が出ません。 サブノートの類いを持っている人はノートの出番です。 使い古した... 続きをみる

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  • 傾斜配点

    何年か前の息子の場合、センター試験の結果によって志望校を変更しなかったものの、それなりの分析はしました。 そのうちの一つが傾斜配点による息子の得点率です。 最も得点率が低い大学と最も高い大学を比較すると、得点率で2.8%の違いがありました。 900点満点で25.2点分ですからこれはかなりの差と言え... 続きをみる

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  • センター試験を終えて私が考えたこと~その2

    続きです。 何年か前の息子のセンター試験の出来がイマイチで、前期受験校の再検討をしたときのこと。 第一志望以外に浮上したのは、金沢、岐阜、浜松医科です。 センターボーダーの点では問題がない。 特に金沢と岐阜は二次重視なので息子に向いている。 次に考えたのは二次の受験科目と配点です。 金沢は、数20... 続きをみる

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  • センター試験を終えて私が考えたこと

    センター試験終わりましたね。 皆さん無事に受験を終えられたでしょうか。 息子が大学に入った後は、センター試験と言われても、「ああ、今日が試験日か。」という程度でしたが、こうやってブログを書き出してからは、物凄く気になり出しました。 気温はどうか、雪は降っていないか、電車は止まっていないか。 しょっ... 続きをみる

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  • 挫折が人を強くする

    息子の中学受験は、第一志望に合格できなかったという意味では失敗したと思います。 息子が実際に進学した中学は、息子と同様、第二志望とか第三志望とかで入学した人がほとんどだと思います。 東京で言えば、開成、麻布等に合格できなかった人達の集まりですね。 息子は第一志望に不合格だったとき、私にしがみついて... 続きをみる

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  • 私立医学部の学費~その4

    奨学金について。 国、自治体、企業、団体、学校等が制度の運営主体であることが一般的です。 ところで医学部の場合は随分趣が異なり、地方自治体が主体であったり関与しているものが沢山あります。 医師不足に対する対策の一環ですね。 この場合は、地域枠であることが多く、卒業後一定の制約があります。 また、合... 続きをみる

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  • 私立医学部の学費~その3

    特待制度について。 特待というからには学業成績が優秀である必要があります。 判断対象の成績については、入試の成績によって判断される場合、入学後の学年毎の成績によって判断される場合があります。 後者については、その学年になってみないとわからないため(入学時点でわからないため)、あてにはできません。 ... 続きをみる

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  • リラックスするために何をしたか

    この時期になると受験生本人も親も緊張感が増していきます。 緊張感を持つこと自体は悪いことではありませんが、頭と体が固まってしまってはいけません。 息子が、受験が近づいてからやっていたことは、お笑い番組を少しずつ観て大笑いすることです。 ガキ使から始まって色んなお笑い番組を1日30分位観ていました。... 続きをみる

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  • 私立医学部の学費~その2

    何とか入学金等は支払えても、その後延々と学費の納付が続きます。 親に十分な貯蓄や収入があれば問題ないのですが、そうでない場合は銀行融資も検討しておくべきですね。 通常の教育ローンですと限度額が比較的低いものばかりです。 これに対して医学部生用の教育ローンがあります。 銀行によって様々ですが、結構の... 続きをみる

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  • 家内の禁酒

    息子が大学受験のとき、家内は禁酒をしていました。 あれは半年位の間でしたでしょうか。 しばらくは、私も息子も気づいていませんでした。 何だか最近飲んでないなあと思って私が聞いたら、「私にできることないからお酒を飲まないようにしている。」とのこと。 息子にこの話をしたら苦笑していました。 いつものよ... 続きをみる

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  • 私立医学部の学費

    私立医学部の学費について少々。 まず、入学金及び入学手続き時のその他の納付金の調達が必要ですね。 実際に進学しなかった大学については、入学金以外は申請さえすれば後日返還されます。 問題はその時期です。 かなり遅い時期となりますので、返還されたお金を他の大学に納めるなんてことは出来ません。 資金ショ... 続きをみる

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  • 浪人のハンデは気にしない

    医学部以外の学部、特に文系学部では、たとえ東大であろうと、二浪、または、一浪一留が一流企業就職のための最低条件だと言われています。 対して、医学部ですと、一浪、二浪はざらですし、再受験の人も結構います。 医師に限らず定年のない仕事の場合は、若い頃に停滞期間があったとしても、その後の精進によりなんと... 続きをみる

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  • 勝負はこれから

    先日息子は一旦アパートに戻ったものの、高校の同窓会があるとかで月曜日の朝こちらに戻ってきました。 私が事前に当日身に付けるもののチェックをしてやっていたにも関わらず、黒のベルトを忘れたとのこと。 こういうことは確かにありますね。 家内と息子がプチパニックになっていたので、やむを得ず私が出陣しました... 続きをみる

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  • 日記とメモ付け~気持ちを整える

    私は大学受験の時から32、3歳位まで15年間ほど毎日日記を付けていました。 大学受験のときは勿論勉強に関することがほとんどです。 日記の中には受験計画的な記述があったり、押さえようのない不安を何とか押さえようとする記述があります。 文字にすることによって自分の気持ちをコントロールすることができます... 続きをみる

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  • 夢を実現して欲しい人々

    息子がこの金曜日の夜遅くに帰ってきました。 翌土曜日に高校時代の友達と会って遊ぶんだそうです。 そのままアパートに帰ったようです。 土曜日の朝食は、家内が関西方面へ旅行に出掛けてしまったので、私と二人で取りました。 新人発掘音楽番組を観ながら、それぞれのバンドの良さや伸びしろについて、あれこれと二... 続きをみる

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  • 一人暮らしの効用

    息子も私も大学に入ってすぐにアパート暮らしを始めました。 独り暮らしは結構人間力を養うことができますね。 女性の場合はともかく、野郎の場合は独り暮らしでもしなければ、何もできない男になってしまいます。 私は家内ほどではないですが、そこそこ料理はできます。 息子と言えば、随分以前に親子丼を作ってもら... 続きをみる

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  • 絶対合格できるという心理が合格を導く

    よく「これだけやったんだから自分が合格できないはずがない。」と思えるほど勉強しなさい、ということが言われます。 私もその通りだと思います。 これには2つの意味があります。 絶対合格できると思えるぐらい勉強したということはかなりの程度量も質もこなしているはずです。 客観的に言って、合格に近づいている... 続きをみる

  • お母さん、とことん応援してあげて下さい

    子供は親にあれこれ言われると 「煩いなあ。」 「うざいなあ。」 と思うものですが、黙って何かと面倒を見てもらうのは嬉しいものです。 ただし、黙っていても頑張ってねオーラを出しすぎると無言の圧力になってしまいますよ。 この正月、家内が息子の面倒を見るのをそばで見ていて可笑しくなりました。 息子が「○... 続きをみる

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  • 束の間の一時

    年末年始、息子と3日ほど一緒にいることができました。 楽しかったなあ。 正月明けからしっかり勉強したいと言って、さっさと帰っていきましたが。 元日も少しやっていたようです。 大学受験の際にはここまで学究的ではなかったですね。 息子から「勉強したい。」などという言葉を聞いたのは初めてのことです。 息... 続きをみる

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  • 本番で力を出すために

    試験本番でいかにして自分の力を出しきるかが最も重要なことです。 まず、体調管理が重要ですね。 たまに、軽い風邪でも引いていた方が、緊張感が緩和されていい結果が出せたという人がいますが、これはたまたま結果が出ただけのことです。 風邪予防は大切ですが、睡眠時間もある程度は確保したいところです。 本番で... 続きをみる

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  • 明日 頑張ろう

    思い通りにならない日は 明日 頑張ろう AKB48の「365日の紙飛行機」の一節です。 昨年(正確には一昨年12月上旬)リリースされた曲の中で私はこの曲が大好きです。 ついつい口ずさんでしまいます。 メロディーも好きなのですが、優しい歌詞に心打たれます。 誰しも思い通りにならないときがあります。 ... 続きをみる

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  • 精神論が通用しにくかった息子

    新年、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 さて。 息子と私はずいぶん性格が違います。 私はそこそこの精神論者です。 息子は淡々と、コツコツと勉強するタイプですね。 もっとこうガツン!とやれないものかなと、息子に対して歯痒い思いをしたときもありましたが、タイプの違いだと考... 続きをみる

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