振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

知識力、思考力、解決力~受験に必要な様々な能力

受験には様々な能力が必要ですね。
知識力、思考力、解決力などはすぐに頭に浮かびます。


これから暫くはこのテーマについて考えてみたいと思います。



知識と言っても様々です。


江戸幕府が開かれたのが何年か、といった知識は最も単純なものです。


徳川家康は武家による統治のために何故幕府という方式を採用したのか、という出題ですと、なかなか大変です。
誰かが作成した模範解答を丸暗記するのであれば単なる知識と位置付けてもいいのですが、こういったものを全て丸暗記するのは大変です。パンクしますね。


数学の公式も単に知識として覚えてしまい、公式を導き出す過程を十分理解していないと、まさに過程を問う問題に対応できなくなります。


とすると、公式を導き出す過程を全てスラスラ語れるようにしておく必要があるかというとこれも無駄です。
一度理解しておいて、時々メンテナンスする程度が一番いいでしょうね。