振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

受験と仕事はどちらの方がより大変か

ふと、考えてみました。

大学受験と仕事はどちらの方が大変かな。


受験勉強と仕事にかける時間は、1週間当たりで言えば、私の場合はちょぼでしょうか。


時間はちょぼちょぼでも量感でいけば仕事ですね。


昼時もコンビニで食事を買って食べることが多いですから、受験生時代より貧しいです。苦笑

勿論食事中もPCをいじって仕事をしています。


質的には仕事の方が濃いと思います。

スランプだ、体調が悪いなどとはいってられませんからね。


オフィス入ってから帰るまで、休憩は取りません。


こんなことを何年もやっているわけですから、いい加減疲れてきます。


にも関わらず受験の時の方が精神的にきつかったですよね。


仕事はやればやるだけ稼げます。

少なくとも今は人の指図を受けません。

自分のペースでやれます。

一歩先んじておけば、誰からも文句は言われません。

仕事の達成感は半端ではありません。


対して受験の場合は、合格という多きは達成感以外は、日々の勉強中に大きな達成感を感じることはありません。

何よりも、「不合格だとどうしよう?」という不安が常につきまといます。


やっていることも生産的とは言いがたいところがあります。

わかった!と時々感じることができるのが救いでしょうか。


医学部受験と医師の仕事を比較しても同じようなことが言えそうです。


精神的な追い詰められ感を考えると、仕事より受験の方が大変かな。


しかし、逆に言えば、もし自分のメンタルを上手にコントロールできれば、受験はそれほど大変なものではないということになります。

少なくとも、多少なりともコントロールできる人は他の受験生より有利だということになりそうですね。