振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

美しい入学辞退の作法

国立前期の合格発表があると、私立の補欠繰上合格が本格的に始まりますね。


前期の合格者が私立の入学辞退をし、当該私立に空きができて補欠者が繰り上がります。
同じことは私立同士でも起きます。


前期合格者はどの時点で私立の入学辞退をするのがいいか。


最初に合格を知るのはネットによることが多いでしょうね。
ただ、ネット情報は多くの大学の場合は正式なものとして扱っていませんので、掲示板で確認する方がいいでしょう。


もっと言うと、手渡しなり郵送なりで合格通知書を受け取ったときに私立の入学辞退手続きをとるべきでしょう。


そして、ここからが肝心です。
入学辞退の電話は、合格通知書を受け取った日、あるいは少なくともその翌日にはすべきです。


受験生の速やかな対応によって、合格をいただいた私立大学の事務作業が楽になります。
また、繰上を待っている受験生にとっても、少しでも早い繰上が期待できます。


辞退の連絡が少しでも遅れ、みんながこういう行動に出ると、道路渋滞と同様の状態になってしまいます。


同じことは私立同士でも言えますね。



辞退の連絡をする際には、大学の担当者に対して礼を失することがないようにしましょう。
その大学で合格をもらったことから自信がつき、前期試験に向けて勢いがついたとも言えるでしょうから。



同様のことが補欠繰上合格の電話連絡の際にも言えます。
できればその電話の中で辞退の意志を伝えましょう。
もし言いそびれたとしても、遅くとも翌日には連絡しましょう。


間違っても「入学金納付期限が過ぎたら自動的に辞退したことになるからいいだろう。」といって放置することがないように。


社会人として良識のある行動を取りたいものですね。



これらの点については、我が家では十分注意したものです。