振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

貴方のためにやっているとは言わない

国立前期が終わったでしょうか。

小休止しておられる方もいるのでしょうね。


合否に関係なくこれで受験が終わりというのであれば、特にコメントすることもないのですが、後期があるとか、場合によっては来年も受験するという方々が、今一服されているという感覚が私には理解しがたいところです。


今しゃかりきにならなければ、いつ他の受験生と差をつけるのでしょうか。


今一度、今ご自身がおかれている立場を確認された方がいいと思います。

今ゆっくりされているようでは、来年もないと思われます。



さて、本題です。

先日の日曜日。

実家に電話し、いつものように母親と電話で10分程度話をした後、

「お父さんと話する?」

と言われた。

「ああ、是非代わってくれるかな。」


実家に帰ったときは、父子でよく話をするのですが、電話ですと、父親も耳が遠くなって来ていますので話しづらいのでしょうね。



私は父親に対してリスペクトしているというか、感謝しているというか、何とも言えない思いを濃く持っています。


私の息子も私に対してほぼ同じような態度を取ります。


お互い多くを語らないのですが、親の子に対する思いと、子の親に対する感謝の気持ちが、ここちよい程度にお互いに伝わってくるのです。



私の父親が私に対して何かをやってくれたとき、「お前のためにやってあげた。」といったことを一切言いませんし、そんな態度を取ることも皆無です。


この点は、私も真似をしています。

実は一切言わない方が逆に伝わっているんですよね。


少し前のことになりますが、3世代で温泉に浸かったときのこと、父、私、息子の3人で湯船に浸かりながら、何も言わずにゆったりとしていると、何だか様々なことが3人の間で伝わるようでした。


私の父親はとても嬉しそうでした。