振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

受験勉強は勢いが大切

息子が受験した際のこと。


センター試験は「今二」(イマニ)でしたが、二次試験はかなりできました。


後日、結構渋目に自己採点しましたが、数学9割強、理科8割強、英語7割で、トータルでは確実に8割は超えていただろうと思います。


一般的には6割も取れれば全くOKという大学ですから、こんなに取れれば落ちるはずがありません。


センターは今一でしたが、上の二次試験のできですとセンターが8割を切っていても余裕で合格していたのではないかと思います。

勿論足切りにかかっていないことが前提となりますが。


二次試験で突き抜けたのがどういう理由かと考えてみると。


まず一つ目は、二次試験本番に向けて、何せ気持ちが上向きでした。

顔付きがどんどん凛々しくなってきました。

日々成長している感じでしたね。


二つ目です。

センター試験の時期はまだ完成まで程遠い感じでしたが、二次試験の時期にはかなり学習が進んでいました。

浪人生の皆さんにかなり近づくことができたのではないかと思われます。

学習量が落ちている時期がありませんでしたので。


三つ目。

前期の志望校は、本当に行きたくて行きたくて仕方がない大学でした。

そうすると勉強のテンションが上がりますから、過去問も何度も丁寧にやっていました。

私の大学受験の際も似たようなことがありましたが、過去問をきっちりやっていると、本番で目新しい問題が出たとしても、余り意外感なく解けるのです。

これは過去問をやり込んだ人にしかわからないと思います。


息子も私もノリノリでした。

さほど合格可能性はなかったのですが、「いけるんじゃないか?」と思い出すと、どんどんと勢いがついてくるものです。



大学受験では、その人の能力や1年間やって来たことの積み重ねが大きいとは思いますが、合格に向かって行く戦略・戦術もかなり重要ではないかと思います。



私は所詮素人ですし、息子に事細かくアドバイスはしましたが、上手く行ったのは偶々のことです。

過程も結果も上手く行きすぎて怖いぐらいでした。

親子の強い信頼関係がプラスに働いたと思います。


ですので、具体的で普遍的な戦略・戦術というと私のような素人ではなく是非プロの先生方に皆さんへのアドバイスをお願いしたいところです。


誰しも評論家的なことはいくらでも言えるのですが、受験するにあたって必要なことはもっと実践的なことだと思うのです。


専門家集団には是非この辺りを意識して受験生の皆さんにアドバイスしていただければ、嬉しいなと思います。

ブログ村でもそういった記事を拝見したいものです。

すごいなあ、と思う記事もちらほらと拝見しています。

やはりプロの中には凄い人がいるものです。


偉そうなことを言ってすいません。



(蛇足)

今年残念だった受験生の皆さんには、是非考えていただきたい。

基本的には勉強不足のため不合格であったと言えるのでしょうが、それ以外に理由はなかったのかということですね。

ちゃんと答えが見つかった人は来年こそ有望だと思います。

見つからない人は来年も苦しいかも知れません。

厳しいことを言うようですが、年数を重ねればいいというものではないように思うのです。