振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

息子が首都圏希望だった理由は?

前回の続きです。


私の国立優先発想に対して、息子は首都圏思考のようでした。

以前にも触れたことがあるように、国立後期を選択しようとすらしなかったものですから。


国立後期となると、都会型大学では医科歯科後期ですが、募集人数、難易度からして無理筋のように思いましたので、他大学を検討していたのですが、息子は首を縦に振りません。


よくよく考えてみれば、息子の選択基準をもっときっちりと聞けばよかったのですが、「まあ、本人が言うなら仕方がないか。」といった大雑把な対応しかしていませんでした。


結局のところ、息子が考える志望順位と私が考える志望順位が異なっていたということですね。


息子のように首都圏で長らく暮らすと、どうしてもその枠を超えることかできにくいのかもしれません。


医学部ならどこでもいいんじゃないかなという私の発想とはどうも異なるようです。


私としては、そこそこ息子とコミュニケーションを取っていたつもりでしたが、志望校選択に限って言えば、やや協議不足だったかも知れません。


あるいは、親が考える枠を示したのが、少し早かったのかなあ。