振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

反省しても後悔せず

日々生活していますと、反省することはしょっちゅうあります。

でも、私は後悔はしないようにしています。


物事が上手く行かなかったとき、自分にチョンボがあったとき、「どうすればよかったかなあ。」と考えることがあります。


「同じ失敗はしたくないよね。」

「あそこはこうした方がよかったかなあ。」

「いやいや、そんなことは今だから言えること。精々○○ができたぐらいだったかな。」

といった感じです。


反省は次に繋げるもの。



後悔は、単に後悔。

若者は後悔すべきでない。

失敗したその時も、まさに人生の一コマ。

振り返らず次に進もう!



息子が模試の余りの成績の悪さにガックリと来ているとき、「そういうこともあるよ。」「今夜はすぐに寝て、明日ゆっくりと復習するんだな。」「命までとられることはないからね。今からでもなんとでもなるよ。」と、後悔モードに持って行かせないようにしていました。


これは、息子が小さいときから気をつけていました。

その甲斐がありすぎたのか、息子は繊細なところがありますが、基本的には能天気です。

時々、バカなんじやねぇ?と思う時があります。


親の関わり方次第で子供の考え方は多少変わるのかもしれません。


今からでも間に合います。

子供が前を向いてしっかりと歩めるよう背中を押してあげましょう!

負けるな浪人生!

部活を引退し潤沢な時間を得た現役生のうち、一部の受験生はこの夏爆発します。


しかし。

浪人生は、社会において何者でもない立場を敢えて選択し、不安と闘いながらがむしゃらにこれまでやって来たのです。

まだ、受験生意識が高まっていない現役生に負けるわけには行きません。


春に培った力で現役生を一歩二歩とリードし、この夏、しっかりとした方法論と強い意志で、現役生なんかに負けないぞとの力強さを見せて下さい。


暑い夏は、差がつきやすい季節です。

中弛みする受験生とこれ以上頑張れないというぐらい頑張る受験生がいます。

ここが踏ん張りどころです!


もう一度。

このブログを読んでくれた浪人生の諸君。 頑張れ!

自分の道を自らの力で切り拓こう!

予備校と個別指導、そして自学

昔は、集団型予備校をよく利用したものです。

これは、現役・浪人に限らない話ですね。


ところが昨今は、集団型と個別型の長短がしばしば論じられています。


私は個別指導というのを受けたことがないのでよくわからないのですが(もちろん家庭教師は長年やっていましたし、塾講師も3年ほどはやっていました)、息子は集団型の経験も個別型(個人塾)の経験もあります。


息子を見ていると、どちらかがよかったというより、科目によって違いますし、あえて言うと双方揃えていてよかったのではないかと思います。


そんなことより、時間効率を重視するのであれば、集団型にも個人型にも行かないのが一番いいように思いました。

つまり自学です。


精々が、あくまで自学をベースにして、集団型と個別型をバランスよく配置した方がよほどいいように思うのです。


つまり、予備校や塾は学習のペースメーカーとして位置付けるというものですね。

これはやはり素人臭い考えなのでしょうか。


息子があるとき、「質問すると言っても、別にすることないからなあ。そのうちわかってくるし。」と言っていたことがあるのですが、私も同感です。

受験勉強程度では、最後までわからないことなど余りありません。


予備校や塾に通って勉強した気になるのではなく、自分でどれだけできたかを中心に置き、予備校や塾を有効に利用した方がいいと思うのです。


予備校や塾に振り回されることだけは避けたいものです。

主体的に利用してなんぼのものですから。


蛇足ですが、息子が通った予備校も塾も物凄くよかったです。

自己主張をあまりしないところが、息子に合っていたようです。

予備校や塾も一つの事業ですから、自己主張も必要なのでしょうが、受験生は話し半分として受けとめておいた方がいいように思います。