振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

子供と時間を共有する

色々面倒を見てあげていた小学生時代とは違って、中学生以降は、できるだけ息子に干渉しないようにしていました。


1日のうちリビングで一緒にいる時間がわずかにありましたが、後はそれぞれの部屋で過ごしていましたね。


気のせいでしょうか、一緒にいる時間が減った反面、一緒にいるときは他愛のない話をしながら、親子でゆったりした気持ちで過ごせたように思います。

これは息子が高3のときもそうでしたし、今でもそうです。


息子の大学受験が成功であったかどうかは、本人が評価すべきことですが、私にはいい思い出と、その後の息子との良好な関係が残りました。


先ほどから、私の蔵書であるプロメテウス解剖学をペラペラめくりながら、お酒を飲んでいるのですが、こういう飲み方もいいものです。


子供との時間の共有は一緒にいなければなし得ないものでもないようです。


親は、できるだけ子供に干渉せず、そしていつも見守ってあげる、といったスタンスがいいように思うのですが、どうでしょうか。


ベッタリとした小学生時代を過ごした我が父子からすると、私にとってはかなり痩せ我慢の世界でしたが、この選択に間違いはなかったように思います。



同居の有無に関わらず、受験生に対する親のサポートの作法は割合重要な気がします。

馬鹿の一つ覚えのようですが、私がいつも気をつけていたのは、息子にとって親がストレスでないこと、そして、できれば親の存在が息子のやる気に繋がるようにと心がけていました。