振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

気持ちを高めることの重要性

受験ブログ、特に指導者の方のブログを拝見していると、具体的な勉強方法について書かれていなくとも、受験勉強に向けて気持ちを高揚させてくれるような記事をしばしば見受けます。


父親である私が読んでいても、なるほどなあと前向きな気持ちになることがあります。


親の精神的サポートも是非こうありたいものです。


素人である親には受験勉強の方法論はよくわかりません。

それでも、子供が前向きになれるような言葉は、社会経験が長いだけにかけることができます。

何と言っても、子供のことをかけがえのない存在だと大切に思っているだけに、親ならではの言葉がかけられるはずです。


ただ、親もそうそう気の利いた言葉を豊富に持っているわけではありません。


私自身も、子供にかける言葉を意識的に集めていたようなところがあります。

普段本を読んでいて、「この言葉、受験にも当てはまるなあ。」「こんな言葉をかけてあげたら、元気な気持ちになるかも。」と気付いた言葉をメモすることが時々ありました。


そんな努力を続けていても、なかなか子供にかける言葉がなかったときがありました。


一つは、センター試験がイマイチのできだったとき。


もう一つは、試験本番の時、前泊したホテルの朝食がほとんど喉に通らないぐらい緊張している息子を見たときです。


前者では鼓舞する言葉をかけ、後者ではできるだけリラックスできるような言葉をかけました。

でも、そんなに気が利いた言葉をかけられたわけではありません。


私自身もゆっくりと息を吐いた後言葉をかけたように記憶しています。