国立前期の志望校選定の難しさ
実際に受験する国立前期の医学部の選び方は難しいですね。
受験勉強の過程で目標とする志望校自体は、地域、受験科目・配点、センターとの配分、難易度、将来の進路、学風等を総合して決めることになりますが、実際に受験する大学となると、また別の考慮が必要です。
思ったように成績が伸びなかった場合、センターの結果が振るわなかった場合で、どうしても国立進学にこだわる、しかもラストチャンスだとすると、難易度を落とすしかないですよね。
秋ごろの受験校の変更は、時間的余裕があります。
しかし、センター受験後、しかも、リサーチ結果が出てからの受験校の変更はかなりきついですね。
残りの時間を全て過去問と類似問題に費やせるのであれば、それなりに余裕がありますが、現役生や一浪でも学習進度が遅い場合は、一通りの学習が終わっていない可能性があります。
とすると、どういうことが考えられるか。
秋ごろに本命の過去問をやる際に、その他2~3校の過去問を1~2年度分単なる演習として試しにやっておくというものです。
こうしておくと、難易度を落とす際にも、自分の実力や過去問との相性を予め軽く計っておくことができます。
どうしても特定の国立前期に合格したい。
もう一年かけても合格したい。
あるいは、特定の国立前期に入れないのであれは私立医学部でもいい。といった受験生の場合はどうするか。
このときは、センターで足切りに引っ掛かるおそれがない限りは、本命の志望校を変えないのがいいでしょう。
たとえ不合格でも翌年に繋がります。
さすがに足切りに引っ掛かりそうな場合は、チャンスを潰さないためにも、受験校は変えた方がいいですね。
息子の場合は、どうしても志望校に入りたい。
ダメなら合格した私立医学部、これもダメなら浪人、とはっきりしていましたので、志望校の変更は我が家で話題にすらなりませんでした。
ただ、足切りに引っ掛かりそうなセンターの結果だとすると、受験機会を無駄にしないために、他大学を勧めるつもりでしたので、赤本や願書の調達が必要となります。
一言だけ息子に断った上で、数校分を用意しておきました。
いずれも新品のままで受験を終えることになりましたが。
用意をしたことによって、逆により一層親子に迷いが生じませんでした。
これは、私が受験生時代に母親にランクを下げたらどうかと言われて物凄く嫌な思いをした経験をもとにした対策です。
金銭的にはそこそこ無駄になりましたが、対処法方としては悪くなかったと思います。
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