振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

息子の受験と私の受験

実家における息子の部屋のネット環境をよりグレードアップしてあげたと息子にメールしたら、即レスで日曜日に帰るからとのこと。


喜んで家内に報告し、最近気に入っている表参道のローストビーフのお店で夕食をとろうよ、とレスしたところ、予定が変更となり月曜日のお昼に帰ってくるとのこと。

残念でした。


6年生のための追いコンで今年もバンド演奏をやるらしく、そのために日曜日にスタジオを借りて練習するために遅くなってしまうらしい。

かえすがえす残念!

まあ、仕方がないですね。月曜日の夜に何か別のものでも食べに行きます。



さて、本日の本題です。


随分長い間隔はありますが、息子の受験と私の受験とでは、進路は違うものの、ほぼ似たような成果があったのではないかと思います。


しかしながら、受験の過程としてはかなり違いますね。


私の場合は力任せに進めた部分がありましたが、息子の場合は比較的スムーズでした。


私の場合は、スランプが何度もありましたが、息子の場合は精々が1、2度といったところです。しかも「症状」は軽かった。
息子の場合は意図的に休日を取った日以外で勉強をしなかった日はなかったように思います。


私の場合は精神的な上げ下げが大きかったと思いますが、息子の場合は比較的落ちついていました。


受験勉強自体は圧倒的に私の方がやったと思うのですが、その他に関しては息子の方が上だったのではないかと思います。


息子は家内に似てとても素直な性格なため、先輩方から勉強法や参考書についてよく教えてもらっていました。

私はというと、若い頃は余り人の言うことを聞かなかったものですから、もっぱら受験体験記から方法論を学んでいました。

蛇足ですが私自身も合格後エール出版の体験記を書きました。


息子と私とで置かれた環境の違いは、
・通った中高のレベルと環境が息子の圧勝
・母親のそっと見つめるスタンスが息子の圧勝
・息子のサポートを私が十分できた
といったところでしょうか。


私自身、とてもじゃないですが受験にふさわしい環境があったとは言えませんが、息子の場合はほぼ満たされていたのではないかと思います。

受験のストレスが溜まりにくい環境を夫婦して作ってあげられたのではないかと自己評価しています。


本人の努力も大切ですが、環境も大切です。