振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

国立志望者の私立対策

国立志望ではあるが私立医学部を受験することがあると思います。


我が息子のように国立前期がダメなら後期も受けずに合格した私立医学部に進学するという人もいるでしょう。


また、受験をして仮に合格しても私立医学部には進学しないという人もいるでしょう。

この場合は試験慣れが主たる目的でしょうか。


いずれにしても合格しなければ何ともなりません。

折角試験慣れしようと思ったのに私立全落ちでは話になりませんね。

逆に国立受験に向けて不安が募るだけです。


私立受験で失敗した場合、その受験生に能力がなかったのかというと、必ずしもそうではありません。


かなり多い失敗は、国立の準備をしていれば私立の準備を兼ねることができているという誤った考えです。


このことは他の学部においてはともかく、医学部受験においてはやはり誤っています。


進学する気がないのに私立を受験するのであれば、精々が1校の受験に留め、それなりの対策(過去問対策など)を取った方がいいですね。


過去問を見れば明らかですが、国立と私立とでは傾向も出題形式・解答方法もかなり異なります。


大は小を兼ねていないのです。


国立前期に弾みをつけるために合格できると思っていた私立に不合格となるのは完全に作戦ミスです。



さて。

国立がだめでも私立に合格すればOKという場合はどうするか。

私立対策にある程度時間を割かなければ行けませんね。


では、いつ私立対策を行うか。

できるだけ国立前期対策の支障にならない時期を当てるべきですね。


とすると、少なくとも秋口までには私立の受験校を確定しておきたいものです