振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

医師になりたい気持ちが強くないと医学部を志望してはダメか?

医師になりたいと思う気持ちが強くないと医学部を目指してはダメかというと、私はそうは思いません。


医学部に対する社会的評価が高いから医師に興味を持ち出したということでもいいと思います。


ただ、そのままでは大概は医学部に入れません。

受験勉強を進めるなかで、社会的評価とは別にして自分自身が本当に医師になりたいと思えるかどうか、どんな医師になりたいかのイメージが創れるかがポイントですね。


本格的に受験勉強を始めるまでにこのポイントがクリアできていなければ、他の道を選んだ方がいいでしょう。

中途半端な気持ちで医学部受験を志さない方がいいと思うのです。


社会的評価と上に書きましたが、これを除いてみてなおかつ自分の志望熱意を推し量ることはなかなか難しいですね。


一つのやり方としては、「医師の収入が現在の半額になっても医師になりたいか。」と考えてみればいいと思います。


医師は結構忙しくストレスフルです。

その上収入が半額になってしまうとすると、割に合わない仕事だと間違いなく言えます。

そんな医師でもなりたいと思えれば、あなたの医学部進学の意志はかなり固いと言えます。


間違っても、親が望むからとか、期待しているからという理由で医学部を目指さないことです。


こんなに下らないことはありません。


そして、本人の希望とは別の次元で親御さんたちが期待を膨らませないことを切に祈ります。


本人の人生は是非本人に決めさせてあげたいものです。

親の思惑など全く意味がありません。