振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

後輩・部下に対する接し方と息子に対する接し方

私は後輩や部下に対して管理型で対応することはやっていません。
やるべきことをやっていれば、細かいことは言わず、自由にやらせています。


最も心がけているのは、後輩や部下にやる気を出させることと、自分で自分の仕事の管理が適切にできるように導くことです。



では、息子に対してどうだったかというと、ほとんど同じでしたね。
勉強もスポーツもその他の活動も、息子が兎に角前向きな気持ちで取り組むことができるよう細心の注意を払ってきました。


息子に対する励まし方という意味では、様々な工夫をしてきました。



自己管理の点については、最初から多くを望まず、少しずつ少しずつ成長するように、見守りアドバイスするようにしていました。



父親と息子という関係では、かわいさの余り随分甘やかせてしまいましたが、こと大学受験に関しては、部下や後輩に接するごとく冷静に面倒を見てやることができたと思います。


また、父親としての甘い部分と、父親としての厳しい部分を適度に混ぜることができたのではないかと思います。


管理型は、一定の成果は出ますが、飛び抜けはしません。
また、管理が及ばなくなった段階で伸びないどころか、後退してしまう恐れがあります。
対して、自由にやらせた場合は、どうしようもなくなってしまうことはありますが、上手くいった場合は、その後トントン拍子に成長します。
こうなると親はものすごく楽になります。


中高でこのレベルまで到達できればよかったのですが、我が家の場合はやっと大学受験を経て到達できたような気がします。