振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

精神論が通用しにくかった息子

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。



さて。
息子と私はずいぶん性格が違います。


私はそこそこの精神論者です。
息子は淡々と、コツコツと勉強するタイプですね。


もっとこうガツン!とやれないものかなと、息子に対して歯痒い思いをしたときもありましたが、タイプの違いだと考え、特に叱咤激励するといったことはありませんでした。


対して、私の仕事上の若きパートナーは、体育会系の性格で、ガツガツと仕事をするタイプです。
気合いで乗り切ろうとするところは私好みなのですが。笑


ただ、こういったタイプの人間は、精神的に落ち込むと限りなく落ちていきます。


年末までにやらなければいけない仕事をこなすことができず、30日の段階でギブアップしたときには、本人はガックリと来ていましたね。
私もちょっぴりガッカリしましたが、ガッカリしたのは彼がスケジュール通りできなかったことではなく、当日の17時になって初めて私に報告してきたことにです。


こういうとき私は怒るタイプではなく、「じゃいつまでならできる?それが見通せなければクライアントに説明すらできないからね。」と言う方です。


「1月5日には。」と答えるまで5分はかかったでしょうか。苦笑
大局観と自分の力の把握がまだまだ不足しているんでしょうね。


余りに肩を落として帰ったものですから、その日のうちに下記のメールを彼に送りました。


「細かいことは気にせずにゆったりした気持ちで正月を迎えて下さい。
我々は仕事のために生きているのではなく、生きるために仕事をしている、そしてよりよい人生を送るために仕事をしているのですから。仕事に振り回されてはダメです。」


それに対する彼の返信は、ちょっとかわいそうなくらいの私に対する謝罪でした。
まあ、こういうこともありますよ。



人それぞれですね。
従って、サポートの仕方も激励の仕方も自ずと異なってきます。


お互い選べずに親子関係に至った我が息子と、何十人の中からたった一人だけ選んだ若きパートナー。
成り立ちも経緯も随分と違います。


異ならないのは、若きパートナーのことも息子のことも、私にとっては可愛いやつらであり、心の底から大切に思っているということです。


どちらも、これからどんどん伸びて行って欲しいと願っています。
そうそう、大晦日に近くを通ったことから、靖国神社で2人の成長を祈念してきました。
今年も大晦日まで仕事をしちまった。苦笑