振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

もう2か月しかないのか、まだ2か月もあるのか

国立前期まであと2か月ですね。


受験勉強期間が8か月半の息子にとっては、この時期はまだ残り2か月もあるという感じでした。

起承転結に分ければ、やっと「結」に至ったわけです。


実際、この頃からの息子はなんだか顔が凛々しくなり、格好よく見えました。

まるで、仕事ができる男を見ている感じでした。

この時点では何物も得ていないにも関わらず、

「○○も成長したよなあ。」

と家内と話し合ったものです。


対して、あと2か月しかないと焦ってしまう受験生がおられるかも知れません。

そんなことは全くありません。

2か月間というのは何もしなければあっという間に過ぎてしまいますが、とことん勉強すればなかなか遣り甲斐のある長さです。


皆さんが受験勉強を始めた最初の2か月とこの最後の2か月の持つ意味は全く異なります。


最後の2か月は最初の6か月に匹敵すると思います。

この2か月間が仕上げの時期であり、勝負の期間なのです。


ここからが本番です。

これまでは受験勉強の前哨戦にしか過ぎません。


自分の成長度合いに歯ぎしりしていた人も、今これから頑張れば、なんとでもなります。


逆に、今A判定だからといって油断はできません。

じっと留まっていれば、次から次と追い抜かれていきます。

着実に積み上げていきましょう!