振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

親は心配そうな顔をしない

昨日日曜日は久し振りに日曜出勤をしてしまいました。

私以外に若手が来ていたので、何をしているのかと思ったら、年賀状を書いていました。笑


宛名書き(といっても印刷です)はスタッフにやってもらうのですが、この若手は印刷物に手書きでメッセージを添えるのだそうです。

まあいいことではありますが、暇だなあ。笑


私などは、長年年賀状は出していなかったのですが、今年は数十通だけ出します。

十何年振りのことです。

親戚やお世話になった方々には毎年家内が出してくれていますので、それで用が足りていたのです。


以前は多いときで千通出していたのですが、あまり意味がないと思い、プツリとやめてしまいました。

こういうのはスタッフの負担になるんですよね。



さて、本日のテーマです。


最近息子はどうしてるんだろうと思い、

「○○、最近どうしてるんだろうね。」

と家内に言ったところ、

「電話してみたらいいのに。」

といつもの回答。実は家内の方が気になっているんですよ。苦笑


家内が電話してみたところ、土曜日なのに息子は出ず、留守電だったよう。


22時頃になってやっと息子から家内に電話がありました。

この日は朝の9時から夜の9時まで試験があり出られなかったとのこと。


なんじゃそりゃ!

よくわからないのですが、医学部ってそんなに大変なのでしょうか?


まあ、息子と久し振りに電話で話ができ、年末年始の予定も聞けたのでよかったです。

やっぱり息子と話をしているとこちらが元気になりますね。

さぞや疲れてたろうに電話をしてくれてありがとう。

世間話もでき、私としては満足でした。


というわけで、早速私も田舎の両親に電話しました。笑



さて、本日のテーマです。


資格試験を受けている甥と話をしていたときのこと、

「母親が心配そうな顔をしているのが痛いほどわかって辛い。」

と言っていました。


目に浮かぶような光景です。


我が家の場合、家内がそんな顔を息子に見せたことは一度もありません。

私にだけは見せることがありましたが。


そして私は、息子にも家内にも一切そういった顔を見せたことはありません。


家内にも見せなかったのは、私の不安が家内を通して息子に伝染することを恐れたからです。


子供のことが心配になる気持ちはよくわかります。

しかし、こと受験に限って言えば、心配顔をすることになんのメリットもありません。


表面的に淡々としていた我々が、息子の国立合格を知ったとき、夫婦して抱き合って泣いているのを見て、息子は唖然としたそうです。


「こんなに僕のことを思ってくれていたんだ。」と。