振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

進路の選択

私の義兄が医師をしているということはこのブログでも触れたことがあると思います。

息子からすると伯父にあたります。


彼は、現役でいわゆる旧六に合格しましたが入学を辞退し、私立医学部に進みました。


私自身は最近になるまで旧帝大は知っていましたが、旧六なるグルーピングは知りませんでした。

お恥ずかしい限りです。


それでも義兄が合格した旧六医学部は伝統があり力もあると聞いていましたので、どうしてこの国立に行かなかったんだろうなあと思ったものです。


進路については義父と義兄との間で然したる異論もなく決まったとのことですから、十分あり得る選択だったわけですね。


私の息子の場合はどうだったのでしょうか。

義兄が進んだ私立医学部に合格しても、第一志望である国立に行くと言っていました。


この私学がどこなのか、大体想像がつくと思いますが、進路選択については人によって感覚が違うのですね。


私は別に反対する気はありませんでした。

行きたいところに行けばいいわけですから。


ただ、私立医学部の中での志望順位や、国立後期の位置づけについては、息子と多少意見が違っていました。


結局、二人の意見調整が不要な結果となった訳ですから問題ないのですが。



それで思い出しましたが、中学受験のとき、息子は第一志望校に振られ、それ以外に合格した学校のうちから選ばざるを得ませんでした。


第一志望校以外はいずれの学校も私が受験を勧めた学校ですが、その中でも私が強く勧めた中学に息子は進学しました。

流石に小学生では判断できませんからね。


そんな中学を息子は誇りに思い、自分に息子ができたら同じ学校に入学させると言っています。苦笑


ただ、その時選ばなかった中高出身の人が今では大学で親友です。

人生の巡り合わせを見る限り、何が正解かはわかりませんね。

もちろん息子が振られた第一志望校出身の同級生もいます。笑


人生、そんなものなんですよね。