振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

受験勉強と自立

大学受験に関して言えば、子供が自立しているほど受験は成功しやすいと思います。


たとえば、高1辺りで自立度が高く、自分で進路を決め、自分で学習方法を確立し、モチベーションを高めるコツを知っている、といった子供は、まあ、放っておいても何とかなるでしょう。



ただ、現実論としては、そんなに都合よくは行かないでしょうね。


未熟者だったのが、大学受験を通じて成長し、独り暮らしを経て、親から一応の自立を果たす。

その後、経済的に自立して完全に独立する。

後は緩やかな親子関係が継続する。

こんな感じではないですかね。



とすると、大学受験を子供だけで乗りきらせるかどうかの判断は、本人の状況をよく見て判断する必要があります。

この判断は親にしかできないですね。



もっと簡単に言えば、親のサポートが子供にプラスになるようならやった方がいいですし、マイナスならやらない方がいいということでしょうか。



大学受験で自立させようとはせず、結果として自立できるのが望ましいでしょうね。

何と言っても大学受験の目的は合格することであって、自立することではありませんから。