振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

小論文で頭おかしいんじゃないかと思えるような模範解答

医学部受験ではかなりの確率で小論文が課されます。


医療に関するテーマであったり、時事テーマが選ばれることが多いように思います。


そんな中で、順天堂の小論文のテーマはかなり変わっています。
これで自由に書けと言われればそれなりに面白いものが書けそうです。
まあ、自由作文ではないので、出題意図を推し量らなければなりませんが。


ところで、世上出回っている模範解答を見ると、何を言っているのかさっぱりわからないものがあります。


種々の言葉を駆使している割には言っていることがさっぱりと頭に入ってこないものもあるのです。


本当にこれが模範解答なのかな。
私であれば全て落第にします。
いや、さすがにそれは言い過ぎでしょうか。


ただ、余りにマニアック過ぎて、こんな文章を書く医師には診察してもらいたくない気分になることがあります。


対して息子の記述。
内容を聞いてちょっと笑ってしまいましたが、それなりに面白く人間味を感じました。


まあ、落第ではないかな。


順天堂大学は、妙な問題の割には普通に書けばいいように思います。
世上出回っている模範解答のように書けば、逆に危ない人間のように私などは評価してしまいますね。笑


ひょっとして、あの特殊な出題は危ないやつを釣り出す問題だったりして、
というのが私の穿った見方です。


何が言いたいかというと、小論文は奇をてらう必要はなく、題意をしっかりとつかみ、論理的でまとまった文章が書ければ、小論文で落とされることはないと思うのです。