親の迷いをどこまで受験生本人に伝えるか2
現役時に全落ち、そして一浪しても成績がはかばかしくなく、医学部断念を考えざるを得なくなったときどうするか。
一つ候補大学を見つけました。
学費は、予算化していたお安めの私立医学部に比して1500~2000万円は負担増。
しかし、偏差値は、実際に合格した大学群より8~12程度は低そうだ。
これなら、現役合格は無理でも一浪すれば何とかなるのかも。
しかも私立専願にすればなおさら。
自宅通学も可能そうだ。
人間は理想や思いだけでは生きていけません。
果たして学費が確保できるか。
私のビジネススタイルをある程度変えないと、確実に負担できるとは言えない。
今まで、お金を中心に自分の仕事を捉えたことがないだけに、この思考はとても苦しいものでした。
しかし、私も今まで自分のやりたいように仕事をしてきましたので、一度ぐらい家族のために自分の生き方を曲げてもいいかなと腹を括ったわけです。
しかし、これは本人には言えないなあ。
家内に言うのも色んな意味で危険だ。
結局のところ、息子が大学に入るまで、この計画は私の心の中に秘めておきました。
実は、息子が大学に入って後も、あえて家内と息子に語りませんでした。
それが。
つい先日のことですが、息子が部活の練習試合のために某大学医学部に出向くと聞いたとき、
「あそこなら家から○分位かな。駅から徒歩○分ぐらいだね。」
と答えたところ、
「父さん、なんでそんなに詳しいの。」
と聞かれ、つい私のかつての秘策を家内と息子に語ってしまったのです。
この某大学が私が密かに準備していたとっておきの大学だったのです。
息子からは、どうしてそこまで僕のことを信用していなかったんだと非難されました。
家内からは、そんなことしたら、私たちの老後にリスクが生まれたでしょうと批判されました。
どちらにしても、かなり突っ込まれました。
まあ、こんなものです。
父親は家族のためにあらゆるリスク対策をしてもたいして評価されないんですよね。苦笑×5
世の親御さんは本当に悩んでおられるでしょうね。
大変だと思います。
でも、これもあれもかわいい子供さんためです。
頑張りましょう!
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。