振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

基本英作文700選の思い出

私が大学受験の時、基本英作文700選というのを使っていました。

駿台が出している問題集です。

今は「新」がついているようですね。


毎日30問ずつ完璧に覚え、放課後その当時親しくしていた彼女と、きっちりと覚えているか確認会をしていました。


完全に英文を再現できなければ×ということにしていました。


彼女の手前もありかなり力を入れてやっていました。


間違えた問題を中心に何度もやっていましたので、700の例文を完璧に覚えるまで半年位かかったと思います。


一見意味がなさそうですが、カンマの位置さえ間違わないようにしていました。

この拘りが、英文に対するセンスを身に刷り込むことができたように思います。

世上格好のいいことを言われることがありますが、所詮高みの見地から言ってあられるだけだと思います。

受験生はもっと泥臭くやる必要がありますね。


この問題集は私が苦手だった英作文の学習のために始めたものですが、英文読解にも文法問題にも役立ちました。


お互いにこれで英語が得意科目になったと言っても過言ではありません。

やはり受験英語の最短コースは暗記ですね。


ただ、人によって暗記の方法が多少異なります。


自分にあった暗記方法を見つけることが第一ですね。


息子の場合は、高校で配付された問題集や自分で選んだ単語帳をそれなりにやっていましたが、反復回数やその程度に問題があったように思います。


6年間通った英語塾に救われた感がありますが、もう少しコツコツやれていれば、もっと英語は楽に勉強できたのではないかと思います。


その意味では、数学と異なり中学に入って私が直ぐに手を離した英語については、せめて勉強方法のポイントだけでも教えておけばよかったかなと反省しています。


勉強自体はもう遅いということはありませんが、勉強方法の修得はできれば早い時期が望ましいですね。


それで思い出しましたが、地歴については高2まで付き合ってあげていました。


毎日一問一答をやっていましたね。

毎日毎日やっていたお蔭で、高校の勉強と相俟ってかなりいい成績をセンターでも取っていました。


何よりもよかったのは、一問一答のお蔭で地歴の学習を最小限の時間でこなせたことですね。

医学部受験生にとって地歴の学習時間を押さえるというのは至上命題です。


覚えるという一見単純な作業は馬鹿には出来ません。

医学部に入っても覚えることだらけですからね。