振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

総論楽観、各論繊細

遠方に勢いよく出掛けて行った家内ですが、こちらにいるときから調子が悪かったらしく、今日帰ってきてしまいました。


かわいそうに。

やはり入院したときから本調子ではないんですよね。


今回はとても大切な遠征だったのに本人も残念だと思います。

今夜は早めに帰って元気付けてあげました。

ちょっとだけ笑顔が見られたのでよかったです。


しかし、本番に弱いのはもうどうしようもないレベルですね。

こうなったら開き直って本番に弱い自分と一生付き合って行くぐらいの覚悟でいた方が気が楽だと思います。



さて、本日のテーマです。

タイトルは、私の座右の銘の1つです。


と言っても自分で創ったのですが。笑


私は根っからの楽観主義者ではありませんが、楽観的であろうと努力しています。


そのために本日のタイトルの言葉を常に胸に刻んでいます。


息子に対しても時折かけていた言葉です。


受験の重圧に押し潰されそうな時も、「まあなんとかなるだろう。」

「命まで取られる訳じゃないしね。」

「死ぬ気で頑張っても多分死なないし。」

と、できるだけ楽観的に考えることができるようにアドバイスしていました。


息子に対して、

「そんなことしていたらどこも通らないんじゃない。」

「他の受験生はもっと勉強しているよ。」

「現役生だからと言って伸びるというのは幻想だな。」

といった悲観的はことは言いませんでした。


もしこんな言葉を子供さんにかけている親御さんがいらっしゃるとすれば直ちにやめた方がいいです。

全く何の意味もありません。


やはり総論は楽観的に行くべきです。



では各論はというと、悲観的になる必要はありませんが、常に繊細でいましょう。


「こんな細かい問題は出ないだろう。」

「本番でこの分野が出る可能性はないだろうな。」

「模試ではミスしたけど、本番では気を付けるから大丈夫。」

といった大雑把なことを言っている人は本番で足元を掬われます。



座右の銘は、著名な人の言葉であれ、自分が創った言葉であれ、自分を元気づけたりセルフコントロールする場合に非常に役立ちます。


自分を元気づけることができる人間は強くなれます。

そして、自分を元気づけることができる人間は他人を勇気づけることができます。


医学部を目指す皆さんには、是非受験を通して他人を勇気づけることができる人間になって欲しいと思います。