振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

息子が弱音を吐いたら

受験勉強時代に息子が弱音を吐くことがあったかと記憶を辿って見ましたが、ほとんどなかったように思います。


むしろ大学生になった今の方がありますね。

先日息子へのメールをここで紹介しましたが、あれは息子が弱気になっていると家内に聞いたからです。



さて、受験生時代のこと。

受験勉強中は弱音を吐きませんでしたが、本番やその直前はやはり苦しかったようです。


息子が弱音を吐いたとき父親としてどうしていたか。


例えば、

「(センター試験1日目を終えて)もっとできると思っていた。これで終わったかなあ。」

「慶應受けるのやめようかな。合格できる確率低いし。」

「(順天堂の試験日の朝)むっちゃ緊張してきた。何も食べられない。」


よくこんなことで受験を乗りきったものです。


諦めるのはまだ早いよ。

結果は何も出ていない。


ダメだと思ったときに、本当にダメになってしまうんだよ。

お父さんも昔そういうことがあった。

そのときのことを物凄く後悔している。

出来なかったこと自体ではなく、途中で諦めてしまったことを。


誰だって苦しい。

でも、今頑張れるかどうかで頂上まで登れるかが決まるよ。


君には父さんが付いている。

後のことはなんとでも考えるさ。

結果なんて後回し。

今は目の前のチャレンジに全身全霊で打ち込むだけだよ。

へとへとになるまで問題を解ききって来い!



適切な励まし方が出来たかどうかはよくわかりません。

でも、その都度精一杯の言葉をかけたつもりです。


今でも。これからも。そういう父親でありたいと願っています。