振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

ルーティーンや達成感のある作業が調子を整える

受験勉強も佳境に入って来ましたね。
これまで培ってきたものを地肉としてより一層の上昇を目指したいものです。


コツコツと頑張って来られた受験生は確実に力が付いてきていると思います。


いよいよこれからですね。


これから本番が近づくにつれ、不安や焦りが膨らんできます。


現役受験生は未知の受験に対して不安を感じます。
浪人生は今年は落ちることができないというプレッシャーを感じます。


これは、あなただけではなく、全ての受験生が感じるものです。
この不安やプレッシャーに打ち勝たなければ合格を勝ち取ることができません。


不安に打ち勝つためには、「これだけやったんだから自分が落ちるはずがない。」という絶対的な自信を持つことが最もいいわけですが、その域に達するのはなかなか大変です。


もっと難度の低い手法も考えた方がいいですね。


目に見える達成感のある学習方法をとることも一つです。
例えば、英単語帳を1日何語マスターする、数学の問題を1日難問解く、といったノルマ型の学習です。


ノルマ型の学習は功罪の罪が語られがちですが、功の面もあります。


自分が勉強していることが目に見えますし、それなりの達成感を得られます。
こういったブラスの感覚が不安や焦りを緩和してくれることがままあります。


加えて、数学の問題をノルマで解く際に出来なかった問題を繰返し解くなかで、解かなければならない問題がどんどん減っていくと、数をこなしたというだけでなく、質を高めることが出来たとの実感が湧きます。


ノルマ型学習を習慣付けておくと、三食規則正しく食事をするのと同様、気持ちを整えてくれます。


もちろん、自分の不得意分野を埋めたり、演習を重ねたりすることもかなり重要ですので、量をこなすことばかり考えては行けません。