出張帰りの出来事
本日は日帰りで関西に出掛けていました。
2週連続の関西出張です。
日帰りとなると少々疲れますが、2年半余り携わっていたプロジェクトの仕上げとも言うべき調印式でしたので、達成感が強いいい出張でした。
帰りの新幹線でのこと。
新横浜駅で降りるつもりでしたが、ゆっくり降りればいいかと思い、席に座ったままでいたところ、降車待ちをしていた男性から切符を落とされませんでしたかと、乗車券と特急券を示されました。
私の左側で拾ってくれたようでしたので、てっきり自分が落としたものと思い、「ありがとうございました。」と言って受け取ったのですが、乗車駅が京都になっていました。
私は新大阪から乗りました。
とっさに自分のズボンのポケットを確認したところ、私の切符はちゃんとズボンの中に。
新横浜に着く寸前でしたので、慌てて立ち上がって、降車待ちの人を追い抜き(おいおい、割り込みかよ、といった感じでにらむ人もいた)、出口ドアのところまで進んで、大きな声で、
「切符落とした人いませんかあ!」
と叫んでみたら、何人もの人が自分の体をまさぐる。
「私です!」
と、声をあげた人が。
瞬間、新横浜に着きました。
後ろの方にいたボクに切符を渡してくれた男性もニッコリ。
車両全体が心なしか「よかったねえ」といった柔らかい雰囲気に支配される。
あのまま降りていたらあの女性は改札で大変だったろうなあ。
いい仕事をした帰りに人助けが出来てよかったです。
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