振り返りの医学部受験

何年か前に息子が医学部受験を経験しました。受験中は何がなんだかわかりませんでしたが、今だからこそ「ああなるほどなあ」と思うところがあります。

やっぱり本番に弱い

家内と息子は、とにかく本番に弱い。


何かイベントがあると、直前に体調を崩すのです。


本日20日は友人宅に招かれ、ゆっくりと花火大会を楽しむはずでした。

隅田川花火大会を見ていた家内が、

「花火を生で見たい!」

と懇願するものですから、家内も同伴することにしていたのですが、結局キャンセルしました。


息子が帰省しているので、昨夜の夕食をなおざりにできず、私が用意しました。


家内はいつもこんな感じです。

旅行に向かう途中で体調を崩し、1人帰ったこともあります。


心身とも虚弱なんですよね。


まあ、そんなものだと思っているので特に不満があるわけではなく、むしろ守ってあげなければとの意識が強いです。



問題は息子です。


息子はこんな家内の血を引いてしまったのか、小学生の頃は本当に本当に本番に弱い状態でした。

何度情けない思いをしたことか。


神経が少し細いのと、運動神経はまずまずでしたが持久力に乏しい状態でしたね。


私は決意しました。

この虚弱な息子の心身を鍛えるのが私の役目だ、と。


それでも中学受験の際は結構大変でした。

成功したとはとても言えません。


まあしかし、徐々にそしてゆっくりと息子の心身は鍛えられてきました。

いい意味で繊細さを残しながらも力強くなってきました。

体力的には申し分ありません。


後天的に心身とも伸ばすということができるものなのですね。



20年余り子育てをして来ましたが、私が誇れることと言えば、このようにして息子の心身を鍛え上げられたことだと思います。



鍛えられた心身を基に受験勉強をやり遂げたのは息子自身ですが、心身を鍛えたのは、私によるところが大きいと思います。


この点に限って言えば、私にも父親としての自負を少なからず持っています。


まあ、後は自由にやってくれ、といった感じですね。